小林賢二のしごと

住宅の庭

せせらぎのリノベーション
2025年10月12日


先週は信濃追分でどっぷり浸かって6日間、
美し信州建設施工で進んでます、伊礼智さん設計の「標準化住宅」i-works3.0の庭づくりでした。
   
小川が流れ、モミジを中心にした既存の豊かな環境がある敷地、
長年放ったらかしで野草、水草に覆われていた川の元々の姿を確認しながら、大量の地元の浅間石と若干の景石を持ち込んで護岸を改修し、新たな暮らしの風景をつくりはじめています。



▼昨年末の現場調査時の様子

ふだんよりもだいぶ野生味あふれる作業になりました。




i-works3.0は、つむじi-worksの下屋のないタイプです。
回れる家事動線が特徴のひとつですが、回遊できる空間構成に惹かれるところがあるというお話を住まい手さんからうかがって、庭のデザインにも大いに反映してします。

今月末の仕上がり目指してもうひと息、
次の出番は紅葉が盛りの頃になりそうです。


   

八王子の高台の家
2025年10月03日


八王子の高台につくってきたのは、のんびり過ごせそうなベジタブルガーデン。
主役の土のままの畑が使いやすいように、気持ちよく過ごせるように、石と古枕木で「地」のデザインをしています。
   
先ずは、石を並べるのがいつもの私のしごと。
石を極めてもらうのはいつもの職人さんたち頼り。
2日目の早朝に現場に出向いて石を並べ始めて、職人さんに明け渡して、チームプレーの精度は日進月歩です!!



ジューンベリー、ブルーベリーに、住まい手さんからのリクエストで温州みかん、棘なし山椒、月桂樹などを周囲に植栽して、畑とともにたっぷりと収穫を楽しめる庭になることでしょう。


植木の下草も、今回は住まい手さんにお任せ。
たくさんの野菜や果実の彩りも加わって完成する風景です。
   
地のデザインは、当方らしさで仕上げてきました。

古枕木は畑作業の足場として機能します。

*建築設計:ユウ建築設計室

瑞穂の家
2025年09月27日


昨日まで飯塚豊さん(i+i設計事務所)設計の瑞穂町の家
   
段差のある玄関ポーチと庭とをつなぐ要に450kgほどある六方石をもってきました。

周囲の造園が進み、その存在も軽やかに昇華して、ぬくもりのある前庭に仕上がりました。


ささやかながらも街並みにもやさしい風景に育っていきそうです。


南の2階リビングの窓に届くように入れたのはヤマボウシ。
物置などのあるバックヤードに向かうスペースも、表と同じ相木石の緩やかなステップと元々の家にあった石も再利用して、より奥行きの感じられる風景が生まれています。

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