近年、住宅の庭づくりでお客さんからリクエストが多い植物のひとつです。
成長速度が速いのと、大きくなりすぎるのとで、地植えは勧めないと言ってコンテナ入りのものを納めたりしてますが、
自分で育てたことがなかったので経験のために庭に苗木を地植えしたのが2年前。
株立ちだったので自立できずに倒れかけた株を減らしたり、若干の手入れはしながら、3mほどに育ってきました。
オーストラリア原産の異国情緒たっぷりの姿で、在来の植物とは不釣り合いなこと甚だしいですが、
庭にある光のアートと思ってみると、その独創性に羨望もします。
もうしばらく伸ばしてみて、高さを抑えるために芯を止めて、その後の様子の変化と手入れの必要な頻度を観察、考察する予定でしたが、
不釣り合いな庭の景色の中、これを主役にするか無くすかどちらか一択しかないような異質な存在感で、どうしようか思案の夏です。
▼2020.09.28
花の時期に先端の2~3枚の葉が白色化する。これが鮮やかに白い。
季節を表す「半夏生」、半分化粧しているから「半化粧」と語源に二説あるが、私の軍配は「半化粧」。断然「半化粧」と書きたい。
葉を白くする理由が虫を集めるためだとすれば、なんて大ざっぱで単純明快な発想だろう。地味な花のデザインの開発には努めずに、花の近くにある葉の葉緑素を抜いて白くしてしまった。素晴しい。その白い葉のほうに花はこうべを垂れている。
一枚の葉全面を白くしないのは何故か? 光合成活動を完全に放棄してしまうことへのためらいか。否、あまり細かいことは気にしていないのだろう。そこがまた素晴しい。
大らかな発想のおかげで遠目にも鮮やかな白が映えて美しい。
見習わないと。
2004.06.28記 「元祖好日の庭」にて
https://kobayashi-atelier.com/ja/kojitsu/
クリーピングタイムとワイルドストロベリーのせめぎあい、
春だけは仲よさそうに見えます。
石の目地を居場所にするセダム、
今はちょうどいいのですが、これから石を隠すほどにモリモリ増えていく。。
去年に水鉢の前に現れたタカトウダイ、
残すことにしたのですが、夏には名前の通り高くなりすぎるので、楽しむのは春だけになるかも。
増殖するシラユキゲシと一カ所にとどまるオダマキ、
シラユキゲシは適宜減らしています。
動きだしたユーカリポポラス、
今年はどのぐらい成長するか、、