小林賢二のしごと

art work

花信風
2021年06月07日


昨年より制作を進めていた、村田製作所みなとみらいイノベーションセンターのランドスケープアートが完成しました。
   
●花信風
   
横浜の海、街を彩る木々の華やぎ、そして未来へ向かう〈村田製作所〉と〈みなとみらい〉
   
平面的には、そよ風に運ばれて流れていくような木々の葉、花びらをモチーフにし、立体的には、未来に向って発進していくような舟の形、
また横から見える緩やかな円弧には波風を感じてもらえるように、このエリアならではの風光に発想の原点をおいて描きはじめたアートシーンです。
   
「花信風(かしんふう)」という言葉があります。
「花信」は、花が咲いたという知らせの意味で、花が咲いたことを知らせてくれる風のことをいいます。
   
横浜の街の華やぎを知らせる風がここに吹いてきたり、
花(製品)を咲かせる風が吹いたり、
ここで生まれた花の知らせが風で運ばれていったり。
   
「花」「信(信頼)」「風」
この場所と作品に相応しい言葉の並びにも感じられ、これを作品名にしました。






Art Direction : WATERMARK arts&crafts
   
村田製作所みなとみらいイノベーションセンター
庵治石
2021

果実で遊ぶ子どもたち
2020年10月12日


昨日は3月に設置した長野県立大学モニュメントの撮影。
今回も本撮影はフォワードストロークの奥村浩司さん。青木村に続いて快晴でした。

散歩中のご家族に撮影に協力いただき、
「果実」と題した作品のまわりの果実で遊ぶ子どもたち。ありがとうございました。
奥村さんの写真が楽しみです。


   



彫刻のまわりに配した石は、色も形も違う長野県産の様々な石たち。
   
コロナ禍での設置になり、ようやく10月からキャンパスでの授業が始まったようです。
次回は、ここに集まる学生たちの賑わいの中にいる「果実」を見に訪ねます。

   
◼︎Instagramでも仕事の情報配信をはじめました。

https://www.instagram.com/kobayashi_atelier/

久方の青木
2020年10月01日


信州青木村。
防災公園でもある青木村初の大規模公園の「へそ」、5年前に作った彫刻の撮影に同行してきました。
フォワードストロークの奥村浩司さんに別件の撮影の相談をしていたところ、話が飛んで急遽の出張。
もう20年くらい前、新潟の作品を撮影してもらった帰りに青木村の田沢温泉に一泊した懐かしい思い出も。



朝にかかっていた霧も晴れて、絶好の撮影日和。
移ろう光とともに変わる作品の表情も存分に堪能できました。

公園の入口に道先案内人のように立つ、どこかヒューマニックな彫刻。
5年の歳月を経て、緑がかった花崗岩が現地の風光にやけに馴染んできています。


作品のモチーフの一つ、「見返りの塔」と呼ばれる大法寺三重塔も穏やかな空気に包まれていました。


   
◼︎Instagramでも仕事の情報配信をはじめました。

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