小林賢二のしごと

川越氷川神社

庭の観賞
2018年04月28日

4月は、造園の工事現場と手入れの現場を行き来しているうちに、あっという間にGWがやってきました。
   

昨年造園工事した庭のお手入れに行き、落ち着き馴染んできた庭を楽しみ、
   

3月に植栽したヤマモミジとダンコウバイの新緑を楽しみ、
   
工事後しばらくしてから伺って、ようやく自作の庭を楽しめるようです。
5月も造園現場が続き、夏に向けてアートワークの制作もはじまります。

坂道の風景 リノベーション
2018年03月27日


   
ここ数年、川越氷川神社の環境整備にご協力させて頂いてます。
一昨年に授かった課題、境内の西側、旧上尾街道である坂道の風景の再生計画が先週に一先ずの完了をしました。
   
↓再生工事前の写真です

   
昨年より、生い茂る笹の手入れと、実生で育ったと思われる落葉樹や照葉樹を間引く作業をはじめて、
笹を整理した事で見えてきた既存の木曽石積みの補修、土の斜面の造形の整理、若干の新規植栽を施し、新しくデザインするというよりも整理整頓のような作業に力を入れて、風景のリノベーションを試みています。
   
「昔は、この坂の途中には冷たい水の湧き出る泉があって、街道を行く人々の疲れをいやしたという。」
座るにちょうどいい大きさの木曽石を新たに持ち込み、既存の石積みの中に挿入しました。

歴史と未来をつなぐ仕事になれば何よりです。

清らかな光と風が感じられる風景に出来たように思います。
   

旭舎文庫の庭
2017年12月01日

今週は川越。
昨年より、縁結びの神様「川越氷川神社」さんの造園整備に関わらせて頂いてます。

週始め、秋晴れの空に聳える大鳥居。木製の鳥居としては日本一の大きさだそうです。
   
こちらは、今年の春にリニューアルした氷川神社の参道
鎮守の森を形成する大木の足下、ポイントで加えたドウダンツツジの紅一点が効いてます。

   
そして、今週の仕事は「旭舎文庫(あさひのやぶんこ)」の庭。
存続の危機にあった古民家を氷川神社で取得し、「この建物は地域のために在りたい」という宮司さんの想いからリニューアルされた、過去と未来を結ぶような建物。
そこに新しい風を吹き込む庭作り。
昨日の小雨の中、ほっと息がつけるような、心が落ち着く庭空間が姿を現しました。
明日は、現場でゆっくりと過しながら下草を整えて、一先ずの達成感を味わってきます。

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