昨年に造園のお手伝いをしました、小泉誠さん設計の丸徳家具店が商店建築7月号に掲載されています。
商店建築に造園デザインで名前を載せて頂くのは、、本棚を調べたら、、、11年ぶりでした。
元インテリアデザイナーだった私としては、とても嬉しいです。
◆撮影:ナカサ&パートナーズ
昨年より参画して造園のお手伝いをしていまいた、福岡県大川市:丸徳家具さん新店舗が一昨日にグランドオープン。
建築設計は小泉誠さん。ここ数年、小泉さんに声をかけて頂いての充実したプロジェクトが続いています。
外部のここかしこ、から、内部の隅々まで。造園と建築の親密でやさしい関係が、どこにいても、どこを見ても、楽しく心地よい環境を生み出しているように思います。
丸徳家具の佐藤さんご夫妻が、旧店舗解体後の土の中から集めたビックリするような量の川石。それをワークショップで敷き並べた手作りの庭。
詳細は後日、作品頁でupしますが、思い出のいっぱい詰まった仕事になりました。
▲照明計画は、モデュレックスの佐藤政章さん
昨日まで、福岡県大川市丸徳家具さんで庭作りワークショップ。
小泉誠さん設計の新店舗建築現場で、総勢20名以上の参加で土の造成、芝張り、小石の運搬敷き並べと、植栽、敷石工事まで。来月竣工予定ですが、植栽工事の適期を見計らって概ねの造園工事を3日間集中して進めました。
敷地の周囲には地元産の割栗石を荒く敷き、そこを越えた施設の中では、やわらかい芝のアンジュレーションに包まれた空間に、現場の土の中からでてきた石たちを使って造園しています。おそらく旧店舗の地盤を固めるために敷かれていた川石で、丸徳家具の佐藤ご夫妻が工事の最中に根気よく丁寧に集めておいてくれました。びっくりするような量です。丸い小石たちは、周囲に敷いた荒い石とは対照的なやさしい表情をしています。
これまで土中で店舗を支えていた石たちが地上に現れ、これからは陽光に照らされ、天のしずくを浴び、風景を支えてくれます。その事が、ここならではの輝きと穏やかさを生み出してくれるように感じました。
快晴に恵まれ充実した3日間でしたが完了とはいかず、残った草花の植場所を現場に標して、後ろ髪をひかれながら、、戻りました。
新店舗オープンがとても楽しみです。