小林賢二のしごと

つむじ

酷暑のシロモジ
2025年08月30日


私の発信でとても出番の多い「つむじのシロモジ」
   
高さ5mぐらいに育ってきました。
酷暑の中さほど葉の痛みもなく元気そうなのは、直射時間が適度に短いここの環境のおかげですが、
陽がよく当たる上の方を見上げると、シロモジの特徴の3裂する切れ込みのある葉が見当たらず、クロモジのような楕円の葉がほとんどでした。
3裂するのが普通で稀に楕円形が混じる、という認識でしたが、枝先がこれだけ楕円だらけなのは、暑すぎて面倒くさくてこうなった、、と思えてならない暑さです。

日陰の枝では、ほとんど3烈。

夏の終わりには冬芽(花芽と葉芽)の準備ができているのも、このクロモジ属の仲間の特徴。
これに気づく頃は秋の気配で、黄葉して落葉する前、という記憶でもありましたが、まだまだ真夏の気配おさまらず、植物の生き方も変わっていくのか、耐えられるのか??心配になる猛暑です。

他の木々もほぼほぼ元気そうですが、日当たりのエリアでは枯れ枝も見かける今日のつむじでした。

10年経って、もう十分根付いたと思っている庭でも、水やりをしてあげないと植物がもたない夏になっています。
例年の夏は放ったらかしだったアトリエの庭も、今年は週一程度で水やりをしています。

ヒュウガミズキ
2025年07月25日


一番好きな木はと聞かれるとクロモジと答えるようになって10年以上経つでしょうか、
クロモジ、シロモジ、ダンコウバイらのクスノキ科クロモジ属の仲間は大概好きで、私の造園では出番の多い木でもあります。
   
その前は、ヒュウガミズキでした。
以下、20年ほど前に昔の庭で書いた一文
   
   
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2004.03.16 ヒュウガミズキ
   
挿し木をしてから六度目の春。それらしくなってきた。
私に本格的な春の到来を告げてくれる花木はこのヒュウガミズキ。
まちではジンチョウゲやボケ、ユキヤナギ、サンシュユ、コブシやモクレン、レンギョウが開き、間もなく、ソメイにおおわれる怒濤の春へとなだれ込む。
   
早春のあたたかさを感じさせる黄花はもちろん、花後にでてくる紅みをさした小さな葉も可愛く、秋の紅葉にも味がある。
庭に一本あるのを見ると、それだけで好感を抱いてしまう。
植栽を計画する際、作庭がほぼ完了してから庭の完成度を高めるために補植する低木を、予め何本か計上しておくようにしている。綺麗な株状のヒュウガミズキを一本手にして、どこに植えようかと現場を歩く時が密やかな楽しみです。
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昨日は、相羽建設つむじスタッフの皆さんと10年経ったつむじの庭の今後を見据えたmtgでした。
   
楚々とした枝ぶりで、いい感じに育ってきたヒュウガミズキを見て、そんなことを思い出して、昔のhpの記事を紐解いていた次第です。
庭づくりに向き合う姿勢が何も変わってないなあと思いながら。
   
▼花咲く頃

▼花後に出てくる可愛い葉っぱ

舎庫へのシークエンス
2025年07月13日


小泉誠さんデザインの舎庫へ向かう、10mほどの石と草木の小径
   
木々の成長とともに、変わっていくシークエンスの面白さがよりドラマチックに育ってきました。


晴れでも雨でも撮りたくなる、とても好きな庭のアングルの一つ。
   
石も草木も変遷しながら10年目の夏になりました。

▲造園してから間もない頃のダンコウバイ
   
▼造園から5年ほどで風景が落ち着いてきた頃
この後、調子を崩したアオダモをマルバノキに入れ替えたり、石敷きの位置を微妙にズラして広げたり、周囲の要素は変遷させてきましたが、斜に構える魅力的な舎庫の表情とそこに向かう空間の骨格は変わらずに、いつ来ても楽しめる魅力的な風景になっています。

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