小林賢二のしごと

2Fリビングのための庭
2022年05月04日


飯塚豊さん(i+i設計事務所)設計の流山の住宅
2階リビングの南側間口いっぱいの開口があります。庭は隣家の壁に囲われるシチュエーションですが、幸い南の正面は小さな窓のみの白い壁、緑が映えそうな背景でした。
現場打合せで、二階の窓に届く大きめの木を入れましょうと提案して、地面はうちの仕事としてはあっさりと仕上げましたが、林のような風情の竣工時から緑量豊かな庭のお引渡しになりました。
もう少し背が高くて二階の窓を賑わす木があっても良かったのですが、細い路地を人力で搬入しなければいけない状況で、これらよりでかいのは難しく、年々の成長に期待です。


北側道路に面した前庭は、コンクリート洗い出しで駐車場とアプローチをデザインして、狭間の植込みを少々の野面石で渡るような構成。
2階の北側ダイニングから望む窓辺にはヒメシャラを入れました。杉板外壁に同化するような幹肌から出る新緑がさわやかです。



南の庭の使い方は大まかなイメージを住まい手さんと共有して木々をレイアウトしています。
枕木のデッキか自然石のテラスか、飛石の園路を作ったり、、これからの楽しみです。

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