小林賢二のしごと

庭は、遊びの時間と空間
2023年01月02日


「空間を考えるデザイナーが考える空間のための遊び」
たしか、そんな課題でした。
20代前半、剣持デザイン研究所でインテリアデザイン業務に携わりながら夜間に桑沢デザイン研究所スペースデザイン科に通っていた時、授業の課題に答えたアイデアを卒業後にブラッシュアップした小作です。
ギャラリーでのグループ展に出品して、はじめて作家として作品を買って頂けたのがこれでした。
アトリエの奥で眠っていた1つが、現場スタッフ大場さんのリビングで生きかえって、3人の娘さんたちが遊んでくれているようです。
お正月バージョンということで。うれしいです。

鑑賞するだけでなく「遊びながら飾ることを楽しむ」というコンセプトの元にデザインした壁掛け。
空間の気分転換に、一年の中の晴と褻の演出に、生活の中で使われることによって始めて完成する作品です。
   
「SQUARE BEAT」といいます、
桑田バンドが「スキップ・ビート」をうたっていた頃。
紅白の桑田さんもよかったなあ。
ずいぶん月日は流れてきましたが、生活の機能から少し離れた遊びの時間と空間づくりを続けられていることに感慨と感謝の気持ちを抱いている正月です。





今年ももう一皮むけるように、地平を広げていこうと思います。

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