小林賢二のしごと

まわりの街並と手をつなぐように
2023年05月27日


相羽建設設計施工の西荻の家
   
南のコーナーに設けられた庭がこの家の焦点。
ここを囲うように1階のリビングダイニング、2階の寝室が配置されて、それぞれの窓から庭と周囲の景色を楽しめます。
   
こちらは隣地の桜を楽しむ窓。敷地内にはナンテンを前景で控えめに。

2階の窓に届くイロハモミジを中心に、成長がゆっくりなアオダモを添えて、お施主さんお好みのニオイバンマツリが一枚の窓に花の彩を映します。
南に向いた庭ですがウッドフェンスが地面への直射を緩和。クロモジ、ナツハゼ 、アセビの低木と、日陰好きの常緑の下草が潤いを増やしています。

北隣の家は年季の入った和風の庭をもち、年季の入ったイロハモミジが2本。
南隣は数年前に竣工の老人施設で、桜のほか、数本のイロハモミジの若木が植えられています。
   
揃えるように選んだイロハモミジは、東京都心部の夏の暑さにも信頼感のある比較的丈夫な落葉樹です。
近くで元気に育っている木は、そもそもそこの環境に適している木。
   
奇をてらわない発想のおかげで、引き渡しの日から周囲に馴染んでいます。

フェンスの向こうはオリジナルなプライベートガーデン。


イロハモミジとアオダモの下に入れた小さなナツハゼは、私のお気に入り。

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