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伊勢御影石の水鉢たち
2025年01月28日
昨日の庵治石に続いて、伊勢御影石の水鉢の写真を整理していました。
野面石に水穴を穿った水鉢は、茶庭の手水鉢として制作されてきたものですが、その機能性には乏しい小さな水鉢を庭のささやかな焦点に使うのを好みます。
小鳥たちは浅い水を好んで集まり、小さな水は取り替えも楽で、小さくても水辺があると庭の潤いや安らぎが格段に増します。
一本の主木を極めると辺りの木々の構成が次々と決まっていくように、水鉢を一つ据えると足元のデザインのアドリブも冴えてきたり。
丸みを帯びた伊勢御影石は、昨日の庵治石と比べて庭にやわらかさを加えるようです。
つむじi-worksの和室の庭には手水鉢としても十分な大きさのものを縁先に。
石も木も経年変化して落ち着いてくるのが自然素材のいいところ。