小林賢二のしごと

つむじのカラタネオガタマ・ポートワイン
2016年04月30日

portwine
▼2006.05.18 記
暖地の山地に自生する高木のオガタマノキ(招霊の木・小賀玉木)の仲間で、中国から渡来したのでカラタネオガタマ(唐種招霊)又はトウオガタマ(唐招霊)。中国名は含笑花。バナナノキという別名はどうかと思うが、唐種小香玉と当てていたのが一番似付かわしいか。まぁどうでもいいか。。。
日陰にも比較的耐える常緑小高木の花木は重宝するが、くすんだ白花にはマグノリアの仲間の鮮やかさも華やかさも清々しさもない。香りがなかったら、この木を庭に植える人は少ないだろうと思うが、芸は身を助ける。
風下にいれば清々しいバナナのような香りがとんでくる。
一芸に秀でろと無言のゲキがとんでくる。
   
と書いたのが10年前。早。
華やかさの無いくすんだ白花という印象は皆さんお持ちのようで、その後、やや華やかな…〈ポートワイン〉という品種の需要が増えて昨今は木を買いに行っても、こちらのほうが良木に出会えます。つむじに植えたのも〈ポートワイン〉。
どちらにしても、成長がゆっくりで高さ3〜4m程に納まる常緑樹で病虫害も少なく花も香も楽しめるカラタネオガタマノキは重宝させて頂いてます。
   
↓今日の小アトリエ玄関前のくすんだ白花。悪いわけではありません。香りを道行く人にふりまいてます。
karatane

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