小林賢二のしごと

ミョウガ
2016年07月27日

myouga
西の壁際にはミョウガの小さな群落。植えた覚えはないが、そういう場所として守ってはいる。 東の隅のナンテンの葉は防腐効果と彩りで料理に添えられる。
ミツバやシソを植えたり、サンショウを育てておいたり。 春の庭仕事のついでに、足下のユキノシタと柿の木の若葉を摘んで、晩に天ぷらをちょっと。 来客あれば、ヤブカンゾウやノビルも春の酒のつまみにはオツである。 タンポポやハコベ、食べられるらしい春の葉っぱには事欠かない。 剪定のついでに集めるゲッケイジュの葉は収穫量に需要が追いつかない。 秋も深まると渋柿を収穫して窓辺に干す。その景色が見たいから。
こうした食べられる庭の管理も大事な庭仕事。希少な運動の場所でもある。 やはり、庭の自然とふれ合い、遊び、自然という世界にもどって、そこで人間にもどっていくのかも。
   
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昨年開催した「造園家小林賢二のしごと」展に寄せた一文。
書いている事は嘘ではないのですが、、、そんなに料理好きではなく、マメではなく、そういえばミョウガなんて何年も収穫してなかったかも、と、
東村山・相羽建設さんの「つむじ」で「食」をテーマにした造園に関わっているお陰で私の意識も高まり、今日、アトリエの西の壁際のミョウガの収穫(を思い出す事…)に成功しました。
自分の庭は、なかなか手が回らないものなんです。
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