小林賢二のしごと

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小さな庭の石仕事
2017年02月11日


庭のラフなデザインと石工事だけを請ける事があります。
庭の骨格となる変わらない石の風景だけを担当して、移ろいでいく植物の計画は住まい人にお任せする、という仕事。
今日は立川の住宅の小さな庭で、そんな石だけを極める作業をさせて頂きました。長野県産の石で飛石とテラスを作り、雨の落ちない軒下側から庭の半分程に伊勢砂利を敷きました。残りの半分が植栽の風景。無限のアイデアが広がる場所です。どんな風に仕上がっていくのか私も楽しみです。

   
もうすこし大掛かりだった石だけの仕事がこちら↓ 12年前か、、、
https://kobayashi-atelier.com/works02/222

節分
2017年02月03日


庭のプチ模様替えをはじめました。
錆御影の飛石に添って植えたバーハーバーとウィルトニーが年々増殖し、これをどう活かそうかと考えながら、二年に一回ぐらいこの辺りのアレンジをしています。この作業をする度に、庭は生き物だという実感をもちます。
手前の1本の白御影石、庭の中でもてあまし気味なんですが、これを動かすだけで庭の表情は変り、難しくもあり楽しくもあるのが庭作り、と、やはりその度に思います。
今回は駐車スペースとアプローチを今までより解りやすく仕切ろうと、こんなデザインでしばらく様子を見る事にしました。もうすこし埋めるといいのかも。
あとは、砕石を撒いて邪気を追い払って、節分の作業は完了です。

シダレウメ
2017年02月01日

shidareume
私のアトリエは古い木賃アパートの一階二室。一階の半分をお借りするついでに敷地の半分のスペースに元々植わっていた木々の管理を引き受けて、そこに石と植物を持ち込んで庭として使わせて頂いているのが「好日の庭」。残りの半分は他人の領域なので触らずに過してきたのですが、昨年よりアパート全体の植栽の管理を任されました。
これまでは触れずにいた東の隅のほうにあるシダレウメ。
例年は、便利屋さんのような方々が適当にバサバサと切っていくので、咲いたり咲かなかったりだったシダレウメでしたが、今年はそれらしい姿で咲き誇っています。
放っておいても勝手に育つのが植物ですが、手をかければ期待に応えてくれるのも庭の植物です。
今年はアパートの残り半分もひと味違う風景に変えていければと考えています。
2月になりました。春はすぐそこ。
あちこちから芽吹き始めてソワソワしてくる3月を前に、落ち着いて一年の風景を夢想して準備をするのに大切な時かもしれません。

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