小林賢二のしごと

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亜熱帯植物
2016年09月26日

amoi00
昨日まで、今秋設置予定のアートワークの制作監理に中国福建省厦门市に出向いてました。
石彫刻の制作協力を仰いで10年以上経ちます。台湾の対岸で、今回も連日30℃を越す暑さの亜熱帯気候。行く度に街中や工場への行き来の車窓で目にする植物を気にしていましたが、ピタリと名前のわかる植物はなかなかありません。。。
昨日、帰り前の余暇に改めて植物を見ながら散歩してきました。
街路樹はマンゴーやガジュマルやネムノキの仲間でしょうか。ヤシ類が多く見られ、低木や下草も日本の花屋で観葉植物として並んでいるようなものたちです。
下写真の高木はフィカス・アルテシマ。最近インテリアグリーンで流行のひとつ。日本では小さな鉢で幼木を楽しんでいますが、熱帯で育てば20mを越える大木です。
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↓こちらは、来月モデルハウスのインテリアに納めるフイリのフィカス・アルテシマ。
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ネムノキの仲間も街路樹や公園に多く見られます。中国では、機嫌の悪かった夫にネムノキを入れたお酒を飲ませたところ機嫌が直り、夫婦が円満になったという言い伝えがあるそうで、「夫婦円満」の象徴とされているそう。
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↓こちらは、やはりインテリアグリーンで最近人気のネムノキの仲間「エバーフレッシュ」
ever
こんなネタでアップしようと思い、今朝自宅で撮影しました。
「みちくさのうつわ」開店準備も進んでいます!
   
アートピース制作も順調。10月11月とアート工事と庭工事の現場が続きます。
また経過と結果を随時アップしたいと思います。
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彫刻公募展審査会
2016年09月21日

iriyakoubo
先週、いりや画廊さん主催の彫刻公募展審査会に参加しました。
出品するほうが好きなんですが、、応募資格の年齢制限に引っ掛かる催しが増えて、久しいです。
   
「入選作品展」が9月24日(土)まで開催されています。
※詳しくはこちら↓
http://www7b.biglobe.ne.jp/~gallery_iriya/styled-4/index.html
   
素晴らしい作品ばかりです。しかし、彫刻の新しい表現というのはなかなか難しいなと、自身の活動も見つめながら考えさせられました。ビックリさせるような斬新な表現が必要かどうかも含めてですが。
下写真は審査後の懇親会で入った浅草スーパードライホール。フィリップ・スタルクさんデザインの「炎のオブジェ」。
できたのは30年近く前でしょうか。バブルに乗ったカフェバーブーム・ディスコブーム、DCブランドブーム等々、良くも悪くも欲望が満ち、たしかに新しい表現が街に充満していた時代だったような。
asahi

子どもがまんなかにいる庭
2016年09月06日

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今日は「しぜんの国保育園」を訪ねました。
アートと自然を基盤にした子どもの創造性を育む保育を実践している、町田市の認可保育園です。現場調査なのですが、既に魅力的な様々なスペースと仕掛けがあり「いきいき」と動いている保育園を、ただ楽しく見学させて頂きました。
多摩丘陵に位置して、雑木林の中、園庭もフラットな大地はあまりなく冒険心と遊び心をくすぐります。そんな庭に、さらに時間をかけて美しく楽しい場所を増やしていくプロジェクト。発見や驚き、心に引っ掛かるような出来事や風景をつくっていくのが私の仕事かもしれません。
「子どもたちがまんなかにいて、地域の人たちや外部の人たちが集まってくる、村のような場所をつくりたい」という園長さんとともに、地域の人や子どもたちと庭と大地とふれあうワークショップも計画していきます。子どもたちの事を考えながら、大人の存在感をすこしづつ…発揮しようと思います。
   
▼街路に面する園舎とオリーブを中心にした植栽。清潔感のある心地よい風景です。
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▼その向こうに広がる冒険の森。この表と奥のコントラストが刺激的でした。
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