昨日は信州上田で、昨年よりデザイン・制作を進めていた墓所の工事確認をしてきました。
知人家族のお墓ですが、皆さんご健在です。
生前建墓(寿陵)は、「長寿・子孫繁栄・家内円満」を招き、縁起が良いものとされているようです。
生前にお墓を建てる一番の良いところはデザインを選べることかもしれません。
墓所を広々と使い、シンプルで健やかなイメージのデザインをいつも心がけています。
グレーと黒の三種の御影石を使って、まわりに黒の墓石が多い霊園の中に溶け込ませながらも、ひと味違う光のある墓所が立ち上がったと思います。
ここに更にもう一種類、信州産の銘石・黒光真石で香炉・花入れを制作して完了予定。
伊礼智さん設計の住宅「i-works2015」。
リビングと和室を屋外でつなぐウッドデッキを中心に広がる庭。二つの居室の窓からの風景とデッキに注ぐ風と光と、大らかな広がりを作りながらも、ゆるやかに二つの庭を分けるようなイメージで植えたのが、コバノズイナ・サライブ。普通のコバノズイナに比べて赤味を帯びる花で、もう一つの特徴はやや立ち上り気味に育つ姿。それを活かすようにデッキに沿って二株植えました。
徒長枝やひこばえをたまに整理する必要はありますが、大きくなっても背丈ぐらいで、小さな空間に合せて上手に育って、花も良く紅葉も楽しめるお薦めの低木です。
▼去年植えたばかりの冬の景色
▼小泉誠さん設計の「舎庫」に植えたコバノズイナ。黒壁に似合う爽やかな白花と葉色です。
信州上田。実家の最寄りの手打ち蕎麦「刀屋」さんです。
「真田太平記」の作家池波正太郎さんも通ったお店。昔から、普段から、昼時は並ぶ店ですが、「真田丸」で上田への人足も格段に増えているようで昨日は午後の一時過ぎにこの行列でした。近くのお寺の墓に行く通りすがり、思わずパシャッ。