
相羽建設設計施工の飯能の家
2021年12月に造園工事をさせていただいてから5度目の夏を迎えています。
躙口のように作ってもらった庭への入口が、かわいいプライベート感を創出する庭でしたが、
西に向いたウッドフェンスに守られて生い茂ってきた木々が、更に夏の陽射しを緩和してくれて、奥深さが加わり、特別に居心地良さそうな庭とリビングにつながる空間が生まれていました。
大袈裟に書けば、神秘的な空間になってきています。
自然の草木の力と、担っていただいてる役割の大きさを感じる経験です。

▲2021年12月19日:造園直後の光

当方で造園させていただいた庭は、3〜4年ぐらいは通行に邪魔な枝や建物に当たる枝が出れば剪定する程度で基本的には水やり以外は放ったらかしで、とご案内することが多いのですが、
その月日を経て仕上がった感じのする今の様子は、木々の成長が想像通りだったり想像以上だったりで、とても充実感のある庭の光景でした。
庭の中に居て心地よさが感じられるのは、住まい手さんの程よい手腕のおかげです。

⬇︎5年を経て、素晴らしい成長具合

想像以上の姿に育っていたのは玄関前のアオダモ、


▲2021年12月19日:造園直後の玄関前
たしかに、こんな姿をイメージして選んだ多方に傾きをもった株立の木でしたが、
スペースに似合った広がり具合が絶妙で、自然の造形力にはかなわない、、と改めて感じます。

訪ねたのは、今後の手入れのご相談をいただいて。
5年間は住まい手さんにお任せでしたが、とてもいいタイミングで呼んでいただきました。
これから、たまに庭の様子を拝見できるのも楽しみです。


昨日は石神井公園の近くで相羽建設と現場調査でした。
午後一の打合せだったので、午前は武蔵野の面影色濃く残す公園をゆっくり探索しようかと思ったのですが、さすがの猛暑で、ゆっくりはまたの機会として現場近くの東の縁の方だけ歩いてきました。

ヤブミョウガに目がいってしまうのは私の習性。
昔、豊洲の高層マンションの足元に広がるランドスケーププロジェクトで、国立の自宅の庭からヤブミョウガを現場に持っていった私の師匠(鄭雄男氏)の話は去年の夏に書いてました↓
*ヤブミョウガ
https://kobayashi-atelier.com/news/garden-essay/10385
こんな風景をイメージしてヤブミョウガを移植していたのか、やはり大切な思い出です。

もう一つ、公園内で地味に気になったのが実生であちこちに生まれているクワ。
つむじの庭に生まれたクワを生かしている話は4年前の夏、「小林賢二の庭百景」の記事↓
*桑
https://aibaeco.co.jp/k-kobayashi/list/3552/
先週のつむじでも、切り戻しながらも生かして楽しんでいるクワが小さな風景の中で効いてました。


そして昨日、石神井池沿いの道、エノキの木の脇から生え出て抜かれずに大きく育ったクワが、道にトンネルをつくり、池に向かっても美しく枝葉を広げていました。

こんな風に生かすのもありか?
つむじのクワとの向き合い方も変わるのかどうか。。


今週は東村山の「つむじ」通いが3日。
職人さんたちの力を借りての庭手入れから、相羽建設広報の伊藤さんとの動画撮影と、今日はお客さんと設計の中村さんと庭づくりの打ち合わせをしてから、気になっていた伊礼智さん設計:i-worksの和室前の庭をちょっとだけ整理。
そして、アトリエに戻って写真の記録を辿っていました。
●2015年3月5日:竣工時

●2017年7月2日:2年目の初夏

●今日の様子:11年目の夏

10年を振り返る今週でもありました。
和室の開口に枝葉を伸ばすように入れたヤマモミジは、背を高くしないように、あまり幹を太らせないように、他のモミジ類と比べて剪定の量を多めにしています。
写真の右側から西日があたり、予測はしていましたが、そちらに引っ張られるように行きたがる枝の動きとの静かな格闘が?ありつつも、必要な緑量を増やしまずまずの経過をたどってます。
何より、敷地内で背景を作るキンカン、ヤマボウシらがよく育って、豊かな風景になってきました。
手前のフイリアオキをもうちょっと小さくすれば、なお良さそうですね。
石で作ったデザインの骨格を、どのぐらいの存在感にしていくかが、これからの私の手入れの悩みどころで勘どころです。
