「夏の終わりの白い花」で検索してみたら、6年前に書いた自分の記事が出てきました
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小林賢二の庭百景「夏の終わりの白い花」2018/09/11
私に夏の終わりを告げる花は、今も変わらずタマスダレとニラの花。
この庭では8月の中旬ぐらいからユリの白花に続いて咲きそろって、
花も終わりにさしかかると、シュウカイドウやシュウメイギクやホトトギスとらにバトンタッチして秋を迎えるのが例年でしょうか、
しつこい暑さが続き夏が終わらない今年です。。
シュウカイドウ
シュウメイギク
5年前に谷保のハケの近くのアトリエに引っ越してから、
今の季節の風物詩に賑やかに加わったのが、トンボ(ミヤマアカネ)たちです。
昨日、庭の手入れに出向いた「つむじ」
酷暑も乗り越えて、蒼蒼と元気ハツラツに木々が茂っています。
造園から9年目になる庭、
淘汰もありながら根付いて育つ木々のたくましさを感じますが、この気候変動がずっと続くとどうなるんだろ〜と、途方に暮れる時が来ないか、、心配になる暑さではあります。
▼2015年3月
▼2015年5月
年々広がる緑陰の深さに、確かな歳月が感じられます。
こんなに建物が見えないモデルハウスでいいのだろうか、
と、ひと事のような感想は浮かびますが、
地域の環境に貢献する緑の風景に育ってきた手応えは満載です。
いりや画廊が2016年より若手彫刻家の発掘育成を目的として2年おきに開催している「いりやKOUBO」
早いもので今年で第5回を迎えます。
彫刻家・建築家8名の審査員(私の肩書は造園家・彫刻家)に加わらせていただいて、昨日が5回目の審査会でした。
痩せたね〜という久々にお会いした皆さんの感想に2年の確かな際月を感じながら、審査スタート
いつも、自分の暮らしの空間の中にこんなの欲しい〜〜と感じた作品に高得点をつけています。
意見を交わしながらも8名の審査員の点数集計で単純に大賞・準大賞・入選作品が決まりました。
コンペの審査員は1人か100人がいい、と若い頃に何かで読んで、とても共感したのを覚えています。
100人に比べ8人、少ないかもしれませんが、多様な価値観・嗜好からの厳正な審査、ということでご了承いただきたいと、出品者の皆さまに対しては思います。
8月26日(月)〜31日(土)新装なった“いりや画廊”で審査結果発表展が開催されます。
詳しくはこちら↓
♯5 いりやKOUBO 審査結果発表展