リオタデザイン(関本竜太)設計の店舗併用住宅
広い緑地はありませんが、所々に内外に向けた緑地を設けてくれるのが関本さんのいいところ。
狭いスペースでも、それぞれに似合う樹形の木々を持ち込みました。
扁平に株を増やして育っていたアオダモを家の入口側に。
成長がゆっくりなので樹形が変わらず育ってくれるアオダモですが、その樹形の選択肢が多いのも特筆。
こちらは、小さな中庭から街並みに向かって育つように入れた一本立のアオダモ。
比べて生育旺盛で暴れる枝も出やすいトサミズキ。
これを入隅出隅の壁際で暴れながら上手に振る舞ってくれること期待で入れました。
南に向く店舗の入口側には一本立のスズランノキを中心に株元にはヒラドツツジ、ブルーベリー、アナベル。
ささやかに路地を見つめて街も潤す、いつもの関本さんとの仕事です。
*3/1、2にオープンハウスがあります。
詳しくはリオタデザインのhpをご覧ください↓
https://www.riotadesign.com/blog/250215.html
小泉誠さんと相羽建設のコラボレーションにまた呼んでいただいてます。
アトリエからも近い国立市の住宅。
蛇籠の石積は Koizumi Studio 制作、
歩くところを作りにこちらの部隊入りました。
駐車場から80cmほど上がる小階段と、玄関前の4坪ほどの広がり。
植栽は地植えの木は植えずに、草花と多肉植物とコンテナ植物と、住まい手さんが楽しみながら増やしていく予定です。
たくさんの野面の石を持ち込みながらも、大人しい風景に仕上げます。
Koizumi Studio総出の蛇籠石積も流石のセンスでした。
一昨年の春に造園した東大和市*Oさんの家
設計施工の相羽建設が取材で訪ねた昨年の初秋の様子です。
屋根の低い平屋の佇まいは庭の木々とも無理なく調和して、
こんな家ばかりの街並みを夢想すれば、庭づくりのやりがいを感じずにはおれません。。
↓相羽建設の取材記事はこちら、是非ご覧ください。
https://aibaeco.co.jp/100story/life/life-5295/
元々の庭にあった石を取捨選択して再利用した庭づくりでした。
新たには得難い水を湛えるどっしりとした石を要に、デッキと向き合って座れるような石も配したとっておきのプライベートガーデン。
上手に楽しんで大切にしていただいている様子、お話からも写真からもうかがえます。
洗い出しの駐車スペースと、やはり再利用再構成した鉄平石のアプローチ、
クリーピングタイムに覆われてきた様子も清々しく、いつどこで切り戻すか迷うのも、庭との付き合いの楽しみでしょう。
石を覆う緑が増えると庭は落ち着いてくるようです。
お隣の庭との間を緩やかに遮蔽する、狭いスペースに入れたささやかな植栽も、お隣の緑と重なって程よい緑量です。
お互いに共有して楽しんで街の風景がつながって育っていけば、何よりだと思います。