相模原の内田材木店(uchida建築アトリエ)の庭づくりが始まりました。
「刻のかたち」という名の家屋の庭から、作業場につながる桟橋のようにウッドデッキが続く楽しげなプランです。
今日は、1t近い木曽石の据付けを主に、造園の一期工事に入りました。
この庭のためにあったかのような石。
現場にハマると、いつもそう思います。
内田材木店さんのウッドデッキ工事を待って、3月末に仕上げにうかがう予定。
落葉樹の芽も膨らみ始めているようです。
関本竜太さん(リオタデザイン)設計の「高円寺の長屋」
今日で造園も仕上がりました。
3方を道路に接する立地の3戸(親世帯、子世帯、賃貸)の長屋型の住戸。
それぞれ建築の顔も違う北と西と南に用意された些細な緑地への植栽です。
子世帯と賃貸の玄関が並ぶ北側は、ゆるやかな遮蔽目的も兼ねたソヨゴとヒメシャラが品よく並び、
行き交う人も多い西の道沿いは、窓に四季の移ろいを映すミツバツツジ、マルバノキ、ダンコウバイから、やがて街並にたくさんの緑の潤いを提供するように様々な植栽を施しています。
南のウッドフェンスの中は親世帯の縁側で、とてもタイトな緑地スペース。
絶妙に狭い空間から抜け出すように枝を伸ばすナツハゼ。ゆっくりゆっくり成長してほしいです。。
ヒョロッと一本立ちで2階まで伸びるアオダモと、西陽に向かうジューンベリー。
上手に育ってくれますように。
東村山の「つむじ」
相羽建設のお客さん2組と庭づくりの話をしつつ、やや久々にここで1日過ごしました。
9年前のデザイン
コンクリート洗い出しの骨材から、蛭川御影石、伊勢御影石、佐久鉄平石、筑波石、相木石、美富石、大谷石、木曽石、中国地方の錆石(たぶん)、いわき桜御影石、中国産も白御影、緑御影、錆御影石に山石数種、当時出会った石たち総動員で、
様々な草木とともに、たくさんの種類、形の石たちが寄せ集まってひとつの大きな有機体をつくっているような様子をおもい描いた庭でした。
経年して、石種の違いがわからないくらいに馴染んできたところも。
おもえば、みんな同じ地球産。
伊礼智さん設計のi-worksへのアプローチ
豆砂利の洗い出しから、蛭川御影の沓脱石、伊勢御影のニコニコの石、佐久鉄平の橋のような石を渡って、鉄平石と相木石を混ぜた石畳、そして御影の切石から骨材洗い出しまでの、つむじの大導線。
筑波石の沓脱と飛石、中国地方の錆石(たぶん)で作られた石臼を流用した水鉢、まわりはいわき桜御影石の割栗石で水辺をあらわした庭。
奥の和室から見る庭は、伊勢御影石の水鉢と、遠くに見えるように小さな木曽石の景石、中国産の錆御影の切石と、いわき桜の割栗石を小粒のものに変えて、下流の様子に。
もうすぐ春です。