
シランの枯れ姿
種を飛ばした後の姿態にひかれて22年前に採取した花茎の今日の肖像。
外にあれば朽ちていくものの、雨風に当たらなければ滅びないのが不思議で、もう20年以上、2度の引越しでも捨てずに部屋の中で眺めています。
▼採取当時2003年の写真

植物の成長していく一定の規則と、雨風光や場所の違いによって生まれる微妙な造形の違いが、なんともいえない心地よいリズムと趣を生み出しています。
昨日手入れにうかがった庭でも目にして、久々に採集してみたのですが、元々あった写真のものが美しさで上まわっていました。。
数ある中から面白い姿の一品を探し出すのも、これからの季節の楽しみです。
▼その庭の5月、花の風景

こちらは数年前のつむじで、
花の季節まで枯れ姿を残すことも多いようです。


土の器や石の器を制作して度々個展を開催していたのは、もう10年以上前になるようです。
石の器はアトリエの中でドライフラワーなどを活けて生きていますが、
庭づくりの打合せでアトリエに来られたお客さんが興味をもってくれて、久方ぶりに陳列しました。


また創作意欲もわいてきました。
来年は庭石とは別に面白そうな石を物色しはじめそうです。

■石のうつわ■
植物に似合いそうな味のある石を見つけだして、草花を入れた姿を想像しながら、水穴を開けたり、すこしの加工を加えます。
それは、庭のイメージに似合う材料を探して歩く作業と同じで、庭に石を配って植物を添える作業に似ています。

▲撮影:大久保ミケ

建築設計の市中山居さんとは3度目の協働になります、相羽建設施工で進む杉並区松庵の家
昔ながらの広い庭の一部を解体しての新築で、
親御さんの代から大切にされているゴヨウマツを中心に、既存の風景を大いに生かした庭づくりのお手伝いがはじまっています。
上写真、養生フェンスの手前にゴヨウマツの見事な仕立てもの。
フェンスの向こうに家が立ちます。

↑こちらは玄関に向かうアングル
夏に工事前の現場調査をして、初回提案をしてから庭のデザインを手直し中ですが、
基礎工事が終わって上棟前に改めて訪ねる残された緑の中の風景は、新しく空間をつくるイメージが読みやすくてとても有意義な現場体験だと感じました。
植えたい木がスムースに浮かんできます。

来年5月の造園に向けて、ゆるやかに進められそうです。
