ソメイヨシノの花が散る頃、必ず咲くのがヤマブキです。
そんな花木はいろいろありそうですが、ヤマブキと私の長い付合いと、このまちの風景が、そんな印象を強くさせているかもしれません。
▼2006年4月の「元祖好日の庭」
https://kobayashi-atelier.com/ja/kojitsu/127.html
この庭でも奥の方に追いやられたヤマブキですが、これが咲くと庭の奥行きを感じます。
蚊が出始めると、あの奥までは行けなくなります。
花散らしの雨。
今週天気が悪そうなので、一気にソメイが散ると、なかなか潔くていい春な感じです。
好日の庭では、ヤマブキがパッと咲き、ドウダンツツジ、シダレモミジ、クロモジあたりが花と葉を広げ始めて、アジサイの仲間やカキが春らしい薄緑の葉を出して、ヒメシャラの新葉が雨に濡れて一層光っています。
あっという間の春。
クロモジを撮る時は、いつも望遠です。
なんでだろう。
望遠するのが似合う、と思うから。。。
クロモジを撮るのは、雪か雨の日です。
なんでだろう。
▼去年の2月
桜の花、舞いまくっています。
桜の見えない南の窓辺でも、時折、雪のように白い花びらが降ってきます。
この季節に美しく芽吹く木々、開花する草花、多々あり、ソメイに気を取られていると見逃して損をすることも多々あり、、、
庭ではムラサキケマンが目立ちはじめました。春のかわいい雑草たちも適当に処分しないと鬱陶しくなるので、ハコベやナズナやヒメオドリコソウやらを適当にむしりとりながら、ムラサキケマンは残しておいたから、でもあるのですが。
秋に案外気の利いたかわいい葉を出して、冬を越します。葉姿も花姿もか弱そうで抜きづらいのですが、繁殖力は高く、カタバミのように種を飛ばすようで、年々庭で増殖してきました。
か弱そうでかわいい感じ、が、おそらくこいつの最大の武器です。
ケシ科。有毒らしいです。