小林賢二のしごと

江古田の庭 2020.06.07
2021年01月02日


伊礼智さん設計、相羽建設施工の江古田の家。造園してから2年経った2020年6月の様子。
   
北側の道路を挟んだお向かいに、幾本ものモミジを中心にした年季の入った庭が広がっている。街並に向けた敷地コーナーに庭を用意してくれた建築計画にも応えて、ヤマモミジとドウダンツツジの紅葉樹を中心に、お向かいの緑と一体となって通りの風景が育っていくようにまとまりのある緑地を計画。玄関ポーチから小さな回遊性をもたせて並べた飛石の路地を歩けば、野山の中に居るような雰囲気もあります。
南の庭の骨格を作っているのは一階リビングから繋がるウッドデッキ。リビング窓辺の正面に入れた、西陽の方に気勢を向けたヤマモミジを中心に、デッキを囲むように高中低木と下草を植栽。元々あった雑木林の隙間にウッドデッキを渡したような、自然の中に居るような風景に育ってくれればと考えました。

▼小さな回遊性を持たせた路地も、お向かいの緑と折り重なって奥深い庭に。­­

▼玄関ポーチから、キッチンの窓辺から、北側はお向かいの緑を借景して風景を成り立たせている。



   
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