
今週は今日まで千葉県稲毛の敬愛大学さんへ、創立50周年記念モニュメントの設置工事で通っていました。
既存の植栽を活かし、融合するように石のステージと石彫を設置して、大学のエントランス空間が生まれ変わりました。作品が陽光を浴び、それが無かった時とは劇的に変った風景を目にして、作者的には大満足で現場を後にしました。作品の完成に立合う年に数回の、至福の時なんです。
出会い、語り合い、寄り添い合い、歓び合い、支え合い、、、
人と人とのやさしいつながり。
そんな「ひとあい」(人愛・人間)をモチーフにした、周囲の風景をやわらげる、シンプルで心地よい造形空間。
ピタリと重なり合いそうな2つのフォルム。親和的な2つの関係は、人々の移動とともに様々な表情を作り出します。曲面でつくった張りのある造形は、葉や花が展開をはじめる瞬間の歓びを表現し、開かれて表出した空間に、何かが生まれ出るようなシーンをイメージしています。
それはきっと、学生の皆さんの新しい息吹。



14(土)、信州青木村の「ふるさと公園あおき」の開園記念式典に出席し、制作したモニュメントの除幕もさせて頂きました。
あいにくの寒空でしたが、たくさんの方々で賑わい盛大なオープンとなり、嬉しく楽しい一日。昨日、東京に戻る朝に立ち寄った公園で小雨に濡れた作品も、しっとりとした風景の中に調和し、快晴の日とは違う渋い趣も想像以上に素晴らしく、安心しての帰路につきました。
旅する人が思わずふり返るほど美しく「見返りの塔」とも呼ばれる国宝国宝大法寺三重塔に、すこしでも近づくような歳月を重ねてくれればと願っています。



昨日一昨日は広島でした。
広島駅北口に誕生した広島高精度放射線治療センター。エントランス前の、まちにつながる広場のデザインをお手伝いさせていただきました。
ヒポクラテスが、プラタナスの下で医者の仕事をし医学を教えたと言い伝えられているような…1本の大樹の下で人々が寄り添い、心を支え合うようなイメージで描いた広場です。
敷地の南東で真っ先に朝陽を浴びるプラタナスと、その球形の果実をモチーフにした○のシンプルなパターンの中から一つの球体が浮き上がり、そこに集う4つのピース(petal)は、4基幹病院の連携体制、ひいては人と人との連携を象徴しています。
昨日の快晴で照らし出された現場では、清々しい空気と明るく朗らかな空間が生み出されたように感じました。
プラタナスが芽吹く春、そして木の生長と共に育まれていく広場の先々が楽しみです。


