小林賢二のしごと

art work

海堂山宗吽寺
2018年01月03日


   
こちらも元日に出向いた上田の宗吽寺。
重そうでいて軽やかに見える山門のデザインが心地いいです。
   
そして、境内にある共同納骨堂。
もう15年以上前、全体のデザインと前面彫刻の制作をさせて頂きました。
https://kobayashi-atelier.com/works07/250
帰省すると必ず立ち寄る場所ですが、キレイに保たれていて、いつ対面しても嬉しく感じています。
自然の循環をテーマにした作品作りに没頭していた頃。
彫刻に込めた気持ちと、自然の大いなる循環に傾倒しながらの庭作りと、そのテーマは変わらずに活動が続けられている事が有り難くも誇らしくもあります。
   

新作「ひとあい」
2016年11月04日

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今週は今日まで千葉県稲毛の敬愛大学さんへ、創立50周年記念モニュメントの設置工事で通っていました。
既存の植栽を活かし、融合するように石のステージと石彫を設置して、大学のエントランス空間が生まれ変わりました。作品が陽光を浴び、それが無かった時とは劇的に変った風景を目にして、作者的には大満足で現場を後にしました。作品の完成に立合う年に数回の、至福の時なんです。
  
出会い、語り合い、寄り添い合い、歓び合い、支え合い、、、
人と人とのやさしいつながり。
そんな「ひとあい」(人愛・人間)をモチーフにした、周囲の風景をやわらげる、シンプルで心地よい造形空間。
ピタリと重なり合いそうな2つのフォルム。親和的な2つの関係は、人々の移動とともに様々な表情を作り出します。曲面でつくった張りのある造形は、葉や花が展開をはじめる瞬間の歓びを表現し、開かれて表出した空間に、何かが生まれ出るようなシーンをイメージしています。
それはきっと、学生の皆さんの新しい息吹。
   
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ふるさと公園あおき:開園記念式典
2015年11月16日

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14(土)、信州青木村の「ふるさと公園あおき」の開園記念式典に出席し、制作したモニュメントの除幕もさせて頂きました。
あいにくの寒空でしたが、たくさんの方々で賑わい盛大なオープンとなり、嬉しく楽しい一日。昨日、東京に戻る朝に立ち寄った公園で小雨に濡れた作品も、しっとりとした風景の中に調和し、快晴の日とは違う渋い趣も想像以上に素晴らしく、安心しての帰路につきました。
旅する人が思わずふり返るほど美しく「見返りの塔」とも呼ばれる国宝国宝大法寺三重塔に、すこしでも近づくような歳月を重ねてくれればと願っています。
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