花の時期に先端の2~3枚の葉が白色化する。これが鮮やかに白い。
季節を表す「半夏生」、半分化粧しているから「半化粧」と語源に二説あるが、私の軍配は「半化粧」。断然「半化粧」と書きたい。
葉を白くする理由が虫を集めるためだとすれば、なんて大ざっぱで単純明快な発想だろう。地味な花のデザインの開発には努めずに、花の近くにある葉の葉緑素を抜いて白くしてしまった。素晴しい。その白い葉のほうに花はこうべを垂れている。
一枚の葉全面を白くしないのは何故か? 光合成活動を完全に放棄してしまうことへのためらいか。否、あまり細かいことは気にしていないのだろう。そこがまた素晴しい。
大らかな発想のおかげで遠目にも鮮やかな白が映えて美しい。
見習わないと。
2004.06.28記 「元祖好日の庭」にて
https://kobayashi-atelier.com/ja/kojitsu/
クリーピングタイムとワイルドストロベリーのせめぎあい、
春だけは仲よさそうに見えます。
石の目地を居場所にするセダム、
今はちょうどいいのですが、これから石を隠すほどにモリモリ増えていく。。
去年に水鉢の前に現れたタカトウダイ、
残すことにしたのですが、夏には名前の通り高くなりすぎるので、楽しむのは春だけになるかも。
増殖するシラユキゲシと一カ所にとどまるオダマキ、
シラユキゲシは適宜減らしています。
動きだしたユーカリポポラス、
今年はどのぐらい成長するか、、
アナベルが他のアジサイと違っていいのは、春に花芽ができ、その年の夏に開花するので、冬まで枯れ色を楽しんでから剪定できるところ。
初夏に咲く白花は夏に薄緑に変化してまた白に戻り、秋から冬の枯れ姿にも殊更の味わいがあり、四季折々楽しめる花木として私の造園では出番が多い落葉低木のひとつ。
夏は青々と錆石とのコントラストが鮮やかだった芝生も枯れて、錆石と同化した落ち着きのある冬の庭。
水を含んだ朝は枯れ色もみずみずしく感じられるます。
▲去年の6月
フウチソウも3月頃まで刈らずに残してます。
ホトトギスは朽ち果てるまで。