
小さな日陰の庭をつくりはじめた30年くらい前から一緒に居てくれる野草のひとつ。
7年前、夏の急な引越し時に丁寧に野草まで移すことが叶わなかったのですが、アオダモの根鉢の中についてきてくれて、年々増えて、昔の庭以上に根締めの下草として庭を引き立てています。
昔の庭と違うのは、意図せず西日も燦々とあたる陽だまりに来てしまったこと。
こんな環境でも元気に育つということを知りましたが、日陰の方が居心地良さそうだったかもしれません。。


hpに日陰の庭のエッセイを書き始めた頃、2題目がフイリアマドコロでした。
なつかしい。

やわらかそうな葉は虫にも好まれるようで、新葉の頃に特定の虫が発生しますが、それの対処ができれば夏の姿もよろしく秋の黄葉まで足元で季節の移ろいを楽しませてくれます。

2025..11.07

飯塚豊さん(i+i設計事務所)設計の世田谷区代沢の家
造園工事最終日の昨日、朝の光がとてもキレイでした。
庭は光の生まれる場所。
春先の不安定な気候の時期ですが工期ほぼほぼ好天に恵まれて、木を植えて石を据えて次々に増えていく新しい光に、大きな充実感を感じながらの作業でした。
庭をつくる面白味を改めて感じている春です。


主庭は玄関のある南、駐車場を含む4×20mほどの伸びやかなスペースに、建築と調和しご家族を迎え入れ街並みにも向けた景色と、建築と連接し暮らしに楽しみを増やす様々な心地いい場所と景色を生み出そうとしています。


東隣に建築予定のもう一件のご家族の家へのつながりも意識した造園計画でもありました。

古枕木を敷いた2×2mほどのテラスは子供用プールを置くのが大きな目的。
将来は枕木を組み替えて菜園に作り直したり、フレキスブルに可変性のあるエリアとしてご提案しました。
土の余白にはディコンドラの種まき。お子さんが動き回れるエリアです。

もう一つ、庭へのご要望をお聞きしながら「香の庭」というコンセプトを思いつきご提案し共有しての庭づくりでした。
早春のウメ、ロウバイからスイセン、ジンチョウゲ、モクレン、カラタネオガタマ、レモン、クチナシ、キンカン、ヒイラギ、と香の花を咲かす花木をふんだんに入れて、周年葉に香をもつコニファーやハーブも加えた植栽計画の一味になっています。


ジューンベリーの白花と桃色の早咲きのツツジ(写真はカネコゲンカイツツジ)

無造作に草木を増やしたり入れ替えたりしてるアトリエの庭で、たまたま覚えた春らしい花色のコンビネーション。
いいと思えばすぐに実践で、私の造園計画の流行りのひとつになってきました。
他にハルイチバンという品種もこの時期に咲く桃色花で、これを植える機会も増えています。

先週の造園現場でもこのコンビを採用。
春らしい様子を早速お客さんと一緒に楽しめました。ジューンベリーが大きくなり、更に光あふれる春の風景に育っていくことでしょう。

