小林賢二のしごと

つむじ

つむじの初秋の光
2023年10月24日


足元の侘びた光に目がいくのも、秋ならではかもしれません。
   
つむじの庭も秋模様に移り変わりはじめていました。

ダンコウバイ、シロモジ、クロモジ属も黄色く色づきはじめたところ、
この仲間の、落葉する前から春に咲く花芽と葉芽を膨らましはじめる段取りの良さに、いつも感心してしまいます。
   
▼ダンコウバイ

▼シロモジ

アロニアはたわわに赤い実をつけて、これから紅葉に向かいます。

まもなく、本格的な秋です!

丘の麓を歩く道
2023年09月16日


小泉誠さんデザインの舎庫の前は、小さな丘の麓を歩いてまわるかわいい小庭。

丘の周りに配した植栽が成長して、芝で覆っていた丘も、木々の影が深くなり地ゴケに変遷しているところも出てきましたが、そこもまた一興。
小屋(舎庫)のスケールと丘のスケールのバランスの良さが、この庭の変わらぬ風景の骨格になっています。

ようやく夏の終わりに向かいそうな、つむじの庭です。

つむじのシロモジ
2023年08月09日


つむじの木造ドミノの中庭に入れたシロモジ。
植栽してから8年目、高さ4mほどに育って小さな庭の焦点として程よい緑量になっています。
   
クスノキ科クロモジ属の仲間が好きで、つむじにはクロモジ2本、シロモジ2本、ダンコウバイ、アブラチャンを植栽して、実生で勝手に出てきたクロモジがもう2箇所に加わりました。
   
この仲間の好きなところは何度か書いてますが、
・大きくなりすぎないところ
・放っておいても形が整いやすいところ
・春の黄花、新緑から夏の葉姿、秋の黄葉、冬芽の可愛さまで、一年を通して楽しめるところ
・比較的、病虫害が少ないところ
   
高さが4〜6mぐらいで留まってくれるので普通の目線の高さでの焦点として爽やかな存在感があり、小さな庭のシンボルツリーとしてもオススメしています。

上の写真が昨日の様子、下の写真が2年前の6月、
高さは4mぐらいで落ち着いた感じです。この後ヒョロッともう1mぐらい伸びそうですが、これからは高さよりも横への成長をしていくと思います。

手前に植えたマホニアコンヒューサは、狭い庭では年に1度か2度の剪定が欠かせませんが、このシロモジは気になった枝を取ったこと数度あるぐらいで、手入れの手間も少なくて済みます。
   
有害な虫もほとんどつかない認識でしたが、ここでは去年と今年の初夏にイラガの幼虫の発生が見られました。
イラガは他の庭での被害経験は少ないですが、クロモジもシロモジも葉っぱを丸く切り取る虫がでます。食われた跡もかわいく有害では無いですが、丸く食ってるのが何の虫か、未だに知りません。。
   
▼食われたクロモジ(上)とシロモジ(下)

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