小林賢二のしごと

川越氷川神社 婚礼御用部
2020年11月14日


川越に一週間ほど通った造園工事が昨日で納まりました。
10年ぐらい手付かずだった庭のリノベーション。
人間の手付かずでも、もちろん生きてる植物の手入れを今春に強めに施して、この年末の竣工に向けて段取ったのが功を奏したと思います。再生した庭の出発として良い表情に仕上がりました。
常緑中心の昔ながらの庭に、落葉樹を加えて柔らかさを足し。元々あった三波石の飛石を並べ直して、元々は本来の大磯砂利だったか、、新しく大磯砂利を足し。京都と那智の黒石を新しい庭のデザインのために加えています。



仄かに違う植物の色と石の色と、四季折々、雨の日も晴れの日も楽しく迎え入れる風景に育っていけばと。

どっさり育っていたハランも、枯れた葉を間引けば美しい光を見せてくれます。

飛石は自分の並びに変えないと気がすまず。

那智黒玉石と大磯砂利のエッジに選んだ京都の黒石。一番気を使った、この庭のディテール。

新しく生まれる氷川神社「婚礼御用部」。結婚式の相談のための施設です。もうじき落葉してしまいますが、ハート型の葉っぱのマルバノキをアプローチのアイストップに入れました。

早朝人気のない川越のまち。電車と歩きで通う私ならではの楽しみです。
   
   
◼︎Instagramでも仕事の情報配信をはじめました。

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