小林賢二のしごと

玄関前の庭の心地よさ
2021年06月27日


お施主さんと相羽建設中村さん協同設計の住宅。
撮影取材に同行して、造園から半年経つ初夏の様子を拝見してきました。
   
比較的往来の少ない通りに面する玄関側、程よい庭の景色と程よい居場所があって、見て居て飽きない心地いい空間に育っています。

玄関から出かける真正面には、向かいのお宅の植栽も借景して、元気が出そうな緑の光景。
   

ご両親が住む家と庭の隣、年季の入った梅の木や石がある庭に、殊更に融合させるのではなく、奇をてらうわけでもなく、新しい庭の要素を清々しく隣に計画した感じでしょうか。
   

下草にハーブ類を多くしたのも、この庭の特徴です。清々しさはそのおかげかも。
   

ご両親の家とつながる芝生の庭は、ご家族の皆さん自ら作り直して、ウッドデッキもご主人が作り足したり、私が窓辺の景色に持ち込んだ木々と融合してくれたのは住まい手さんの力。こちらも楽しみが広がりそうな庭空間になっています。
   

最近出番の多いダンコウバイ。とっておきの山取りの木が、秋の黄葉から先々も、庭のポイントとして活きてくれる予定です。
   

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