小林賢二のしごと

三大庭木、江戸五木
2021年07月21日


手入れに通い始めて5年目になる都内のお屋敷の庭。
うちの普段の造園では使わないような、モッコク、モチノキ、クロマツ、イヌマキ、サカキ、ダイスギ、スダジイ、、昔の日本の庭ならではの常緑樹を中心にした和風庭園です。
国立に移り住んで二度目の借家の主木が、三大庭木(モッコク、モチノキ、モクセイ)にも江戸五木(モッコク、アカマツ、イトヒバ、カヤ、イヌマキ)にも選ばれたあげく、、「庭木の王様」とまで言われたモッコクでした。モッコクやモチノキを覚えたその頃、マンンションランドスケープなどの設計図にはたまに書き込んでましたが、最近の住宅造園で使わなくなったのは、流行らなくて良い材料を目にしなくなったからか。
ここに来ると、その良さを再確認します。
常緑高木の手入れは頼りにしてます職人任せですが、日常の仕事と先達の仕事を行き来できる、ライフワークのような大切な現場になっています。

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