
先週末は、都内にあるお屋敷の庭の手入れに通ってました。
クロマツに、モッコクやモチノキ、昔は庭木の王とも呼ばれた常緑樹を中心にした、おそらく江戸の風情を色濃く残している庭。
大木の手入れは職人の知恵と技術に頼っての作業ですが、生い茂る木々の枝葉を払って光と空間を生みだすのも、庭のデザインの仕事だということを実感している大切な現場です。


ここのドウダンツツジ。下枝をおもいきり払って、目通りのところをスッと広げて空間をつくっています。
低木扱いで使われる事が多い木ですが、高さ3mを越えて育ってきました。
シンボルツリーのように鮮やかな紅葉で晩秋を彩っています。
ドウダンツツジが好きな件、こちらにも書いてます↓
小林賢二の庭百景:ドウダンツツジ
ご覧くださいませ。
↓こちらは、アトリエ前(国立高校)のイチョウの黄葉
現場が続いて、最寄りの四季の移り変りを見過ごすのは良くある話し。
気付いて良かった。午後の光がキレイでした。


川越の「旭舎文庫」
過去と未来をつなぐ建築に添うように、街並とつなぐ、氷川神社とつなぐ、人と人をつなぐ・・・
そんな事を考えながら模索し、構想した庭が、昨日の夕方誕生しました。
快晴の土曜日、のんびりと現場で過しながら、最後の仕上げにヤブコウジ、フイリセキショウ、ベニシダを配植し、コケのエリアを吟味し直して、一先ずの庭のはじまりの姿を作ってきました。これからの川越の時間に織り込まれて、街の物語を増やす空間に育ってくれればと思います。
江戸の面影を今なお残す 小江戸 川越
「蔵造りの町並み」を北に進んで、川越の象徴「時の鐘」を右に見る交差点を過ぎて5分程の角。
「かどみせ」と呼ばれ親しまれた旧梅原菓子店を修復した建築。
「旭舎(あさひのや)」は、明治時代の宮司・山田衛居(もりい)氏の別号で、川越氷川神社が武蔵野大地の東北端に位置し、朝日が最初に射し込むことからつけられた、との事です。
現場に向う早朝、人気の少ない朝の澄んだ空気に包まれた町並みが心を落ち着かせてくれました。
時の鐘

旭舎文庫
