快晴の昨日、庭の残工事を行いました。
朗らかな中庭のゆったりとしたデッキに歩調を合わせながら、カタくならないように味のある表情の沓脱石を据えています。
メダカや金魚も飼えるように、たっぷりと水の入る年代物の石臼型の水鉢です。水鉢の存在感を引き立てるゴロ太も吟味して、芝との境界も兼ねた沓脱石と同材の相木石を飛石風にうっています。
机上のデザインワークより、足を運んで目を利かせる作業におもいきり重心を移した庭作りでした。
アオダモのシンボルツリーを中心に、お施主さんの好みに私の好みも融合させて、草木はたくさんの種類を植えています。
国立に戻ると、桜は満開でした。
▼友人のギャラリーの前で。
庭づくりのお手伝いをしています東京練馬区の住宅でオープンハウスが行われます。
ご興味のある方、メールかお電話をいただければご案内いたします。
日時:2013/3/30(日) 10:00〜16:00
場所:練馬区土支田:光が丘駅から徒歩10〜15分程度。
建築設計:プランプラン/山下達朗
http://www.planplan.jp/works/garden/oh.html
もう10年以上前、苑環境計画の仕事を一緒に手伝っていた友人のランドスケープアーキテクト、ピーター・ウェッツェル氏が母国ドイツに帰る時の置き土産。
彼は鉢植えにして室内で観葉植物として利用していた。花のない時期で「名前は忘れたがシンビジウムの仲間」という説明で受け取ったきり、シュンランだと気づくのに随分時間がかかったのを覚えています。シンビジウムと聞くと派手なものをイメージしてしまう。
これは2代目シュンラン。
花は屈んでもまだ見えません。
庭にあるシュンランの花を気にするのも数年に一度。
人のために花を咲かせてるわけじゃねえんだぜ。
と気づかせてくれるシュンラン。