今週の月火2日間、千葉県土気駅近くの個人住宅の庭作りをしてきました。
小泉誠さん設計の住宅で、Koizumi Studioのスタッフの皆さん、武蔵野美術大学小泉ゼミの学生さん他、総勢20人超でのワークショップです。
庭の真中のウッドデッキで、一瞬、頭領気分を味あわせて頂きました。
2人で頑張れば持ち運べる重さまでに限定して選んだ石材
石班:私のプランをベースに、現場で考えながら配石しています。
芝班+建主さんご一家
法面の芝を竹串で止める小泉さん
竹串もワークショップの中で制作しています。モノ作りが本当に好きな人たちです。
ユースでの合宿でした。
2日目の夕方、概ね工事的には仕上がりました。
私は主に植栽班。千葉の苗圃で選んだ高中木と、「好日の庭」で溢れ始めた草木を若干移植しています。
撮影は芝の緑と新緑が出揃う5月頃でしょうか。楽しみです。
「これぞ冬」という感じの、ホトトギスの枯れ姿
高さ90cmほどで立ちつくしていますが、今年の雪で倒れなかったのが不思議で仕方ありません。
ヒメシャラの弾けた果実(殻)
秋から冬の庭は彩が減っていく分、純粋で素朴な造形美が際立ちます。
隣の新芽が春を帯びはじめています。
クロモジの冬芽も、もうすぐほころびます。
去り行く冬を惜しむ。と、春が来るのが早まる。のかな、とここ数日考えていたのですが、惜しむのはあっという間で、春の気配が心の中に充満していくようです。
冬は、終わっていくものなのかもしれません。
クロッカスがでてくると、土に春っぽい温かさを感じます。
今週火曜より2泊で信州・青木村に滞在しました。
信州の里山らしい自然美に溢れた村です。
田沢温泉、沓掛温泉という山あいの自然に囲まれた温泉にも恵まれ、
「見返りの塔」と呼ばれる素朴な美しさが際立つ大宝寺三重塔【国宝】は青木村にあります。
三重塔が屋根葺き替え中だったので、境内のキレのいい石垣↓
滞在したのは十観山の山あいにある田沢温泉。
開湯は飛鳥時代後半、島崎藤村が滞在して、「千曲川のスケッチ」で紹介している温泉です。
2日目の朝は雪でしたが、早朝から有乳湯(うちゆ)という共同浴場へ。
ぬるめの温度は源泉かけ流しで、ゆっくり長湯を楽しめます。大人200円!
この冬はどこも雪が多いですが、そんなに雪深い所ではありません。
3日目の朝は晴れました。とりあえず風呂です。
竹色がやけに美しい季節です。
さて、
仕事は、青木三山と呼ばれる風光明媚なパノラマを楽しめる絶好のロケーションに計画中の公園作りのお手伝いです。
素朴な美しさを際立たせるシーン作りでご協力できるように、努力したいと想いながら、アトリエに戻りました。
▲現場付近から見る、青木三山のひとつ子檀嶺岳(こまゆみだけ)