小林賢二のしごと

ひとあい
2017年04月22日

写真:KKA

   
千葉県稲毛にある敬愛大学、創立50周年記念庭園。
既存の植栽を活かし、融合するように石のステージと石彫を設置して、作品が新しい光を生み出し、大学のエントランス空間が明るく生まれ変わりました。
  
出会い、語り合い、寄り添い合い、歓び合い、支え合い、、、
人と人とのやさしいつながり。
そんな「ひとあい」(人愛・人間)をモチーフにした、周囲の風景をやわらげる、シンプルで心地よい造形空間。
ピタリと重なり合いそうな2つのフォルム。親和的な2つの関係は、人々の移動とともに様々な表情を作り出します。曲面でつくった張りのある造形は、葉や花が展開をはじめる瞬間の歓びを表現し、開かれて表出した空間に、何かが生まれ出るようなシーンをイメージしています。
それはきっと、学生の皆さんの新しい息吹。

写真:タウンアート

   
千葉県稲毛市
敬愛大学 | 創立50周年記念庭園
桜御影石、白御影石、草木、他
2016

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