小林賢二のしごと

軽井沢

造園現場充実の9月
2019年09月15日

この9月は、造園工事と手入れと8つの現場が集中しています。
昨日まで4箇所。それぞれ環境も違えば庭の趣も違う興味深い現場です。
   
初旬は避暑の軽井沢。
8月中の観光シーズンは工事が出来ない地域で、7月より進めていた造園工事の植栽の仕上げをしてきました。


モミやカラマツが聳える広大な既存の風景の中に挿入する雑木の庭。様々な居場所と変わって行くシークエンスを楽しめる庭です。
完成に向けて、植栽以外の外構工事が急ピッチで進行中。
◼️建築設計:田中敏溥建築設計事務所
   
   
東京に戻り、台風直前の工事になってしまった小金井の家。
アプローチの焦点でもある駐車場の先。ヤマモミジとヒメシャラと石舞台で構成した小さな庭です。


今後、板塀が追加工事されて、住まい手さんのご実家の庭から低木と下草を移植して仕上げていく予定。
初期工事が終わり、「庭が広くなった」と仰って頂けました。
◼️建築設計:相羽建設
   
   
台風一過の猛暑の二日、綾瀬で敷石と芝が主な造園工事。
ご両親が住む家の敷地内に改築されたご家族の家。元々ある和風庭園を活かし、馴染み、2つの家をつなげるような場づくり。


新規の植栽は最小限に抑えた、ふれあいの場と道の庭。
◼️建築設計:V建築設計室(宮島亨)
   
   
ようやく秋らしくなってきた昨日一昨日は、玉川上水の家。
涼しくなると仕事も捗ります。本当に。


道に面する白壁に映える前庭と、道から覗く奥の庭の緑。
内部にある大小様々な窓辺には、遠くの公園の緑と、庭の緑が映る。
住まい人と道ゆく人の心にも何かを届けようと、建築家関本竜太さんの想いに呼応するように造園しています。
◼️建築設計:リオタデザイン
   
   
完成しましたら、改めて各々の詳細をご紹介します。

軽井沢で造園スタート
2019年07月14日


   
川越の手入れの翌日から軽井沢に乗り込んで、今月末完成に向けての造園工事を開始しています。
いつもと違う空気感、緊張感も感じながら連日の濃霧、雨の中、昨日まで植栽工事を進めてきました。
いつものルートで吟味して選んだ材料と、現地で探した材料と、
今週後半から更に一週間ほど現場に張り付いて、丁寧に造園していく予定です。
   

上田城千本桜まつり
2019年04月21日


   
先週末は、故郷上田。
とりあえず帰省すると母校上田高校を経由して上田城まで歩くのがルーティン。
   
↓何度か掲載してるかもしれません、上田高校の古城の門

   
ソメイヨシノの花、終盤でしたが、
上田城址では、「上田城千本まつり」という催しが今年で16回目、とか。
私が上田に居た30年以上前・・・は、地元の少数が花見に訪れるぐらいの風光でしたが、千本桜まつりも定着してきたようで、内外から大勢の人が訪れています。道が混んでました。
人混みが苦手な私のたまの帰省のルーティン決行で、早朝6時前の上田城址散策。
良かったです。
朝陽を浴びた桜とお堀、夜間のライトアップなんかでは敵うはずもない風情があると思いました。


   
上田での用を済ませて、今日は軽井沢での新しい現場に呼ばれました。
久々の軽井沢訪問で、植生に馴染もうと少し歩くと、コブシが満開で、サンシュユやネコヤナギやダンコウバイやらの黄花がほのぼのと咲き始めている愛おしい風景があちこちに。
新たな現場は、カラマツやモミに落葉広葉樹が混ざる、やはり久々に目にする風景の中。
新たな気持ちが高揚する、久々の軽井沢滞在でした。

PAGE TOP