いつも光のことを考えながら制作しています。
石や植物が光を見せてくれる。
その事を毎朝のように確認しているアトリエの庭の一コマ。
この春は、住宅の庭、セカンドハウスの庭、小さな茶室の庭、神社の庭、石彫を配したパブリックな庭、
様々な現場によんでいただき、年始より忙しく動きだしています。
「好日の庭」と各地の庭を行き来しながら、
それぞれの現場で、クライアントさんと制作チームと良いタッグを組んで、自分らしい空間を生みだしていこうと思います。
こちらも元日に出向いた上田の宗吽寺。
重そうでいて軽やかに見える山門のデザインが心地いいです。
そして、境内にある共同納骨堂。
もう15年以上前、全体のデザインと前面彫刻の制作をさせて頂きました。
https://kobayashi-atelier.com/works07/250
帰省すると必ず立ち寄る場所ですが、キレイに保たれていて、いつ対面しても嬉しく感じています。
自然の循環をテーマにした作品作りに没頭していた頃。
彫刻に込めた気持ちと、自然の大いなる循環に傾倒しながらの庭作りと、そのテーマは変わらずに活動が続けられている事が有り難くも誇らしくもあります。
あけましておめでとうございます。
今年も故郷信州上田からのスタートになりました。
想うところがあって元日の夕方に立ち寄った母校、上田高校「古城の門」。
上田藩旧藩邸の敷地で、「日本一格式高い校門」です!
在学当時から好きだった学校名のでてこない校歌
関(くわん)八州の精鋭を
ここに挫(くじ)きし英雄の
義心(こころ)のあとは今もなほ
松尾が丘の花と咲く
徳川軍(関八州の精鋭)を2度に渡って退けた真田軍の快挙を校歌に詠み込んでいます。小生も、明らかに真田贔屓。
たふとき霊(みたま)血に承(う)けて
不断の訓(をしえ)川に汲(く)む
我に至剛の誇あり
いざ百難に試みむ
すこし熱くなって、東京に戻ってきました。
今年もじっくりと、いろいろな敷地や課題と向き合いながら、もの作り・庭作りを楽しんでいきたいと思います。