タカサゴユリか、タカサゴユリとテッポウユリの雑種か、だと思います。雑草のようにどこにでも生えてくるやつらです。仕事で使わない(植栽図面に名前を書かなくてもいい)植物の名前は、調べる気もあまりなく、不確かなのです。
2mほどに育っている、この子の親が近くにいて、去年の秋、枯れたソレをゆすってしまって種を近くに散乱させてしまった覚えが確かにあり、今年の初夏には明らかなユリ達を、花が咲くと後ろめたいので、その前に抜いてしまおうと数十株を始末してしまいました。
ここなら育ってもいいだろうと、残した二株のうちの一つ。
このぐらいの高さで咲いてくれると納まりがいいのですが、2mになるので…花が終わったらまた抜きます。
雑草のように増える植物の楽しみ方は、そんな感じでいいのだろうとは思います。
新しい現場を見に行ったついでに、昔携わった現場に立ち寄りました。
12年前にランドスケープデザインのお手伝いをした横浜三ツ沢公園近くのマンション。約230戸の住居に暮らす人々を迎え、送る、エントランスゾーンに提案したランドマーク的な一本のケヤキ。竣工してから10年ぐらいだと思います。アトリエに戻って古い資料を探して見ると、私の描いたケヤキよりも幹周りも太く、葉張りも立派で悠々と成長していました。
ところを得て、剪定されたような跡もなく健全に育っていることが何より嬉しいです。舗装された地面故に、落葉の処理が大変だとは想いますが、それ以上に四季の風景と緑の恩恵を悦んで頂けていることを願うばかりです。
新作アートワークの設置工事。
「思川桜」という、10枚ほどの花弁で半八重に咲く栃木県小山市の名桜をモチーフにしたシンボリックなアートワークと、同様のテーマの中で生み出したいく種類かのアートピースをまちの中に配置しています。
提案の機会を頂いて現場を訪れたのが去年の5月。構想、プレゼン、協議を重ねて一年あまり、晴れの日が目前ですが、本日雨天により工事一部順延、お披露目は来週になりました。
完成写真撮影後、作品ページでご紹介いたします。