
川越氷川神社で造園に関わったエリア・施設の手入れを進めています。
先日もご紹介した旭舎文庫。
自然素材だけでつくった竹垣の寿命は5〜10年とも、10年前後とも云われますが、造園から8年目のここの黒穂垣も穂先が崩れたり、結びが取れたりといった経過を辿っていました。
▼先月の様子

隣地から伸びる蔓植物が蔓延って湿気によるダメージを増やしていたようです。
平均的な寿命があるとはいえ、長持ちする竹垣もありますので、今回は穂先を補充するのと結びの直しで補修して、出来ればもう7〜8年このまま維持できるように日常の手入れも相談してきました。

近年の猛暑で、アセビの乾燥に対する弱さを実感していますが、
常時管理人のいないこの施設でもアセビが枯れてしまい、代わりにヒメシャリンバイを入れてきました。
こちらは逆に暑さ乾燥への強さを覚えはじめて、出番を増やしている常緑低木です。


川越氷川神社の衣装美容棟は造園から4年半。
上尾街道・神社参道から、木曽石でつなげた風景です。
一昨年ぐらいから植えた覚えのない木々が目立ち始めていましたが、人の手と違う自然の振る舞いを生かすのが、生き物である庭の楽しみの一つだと思います。
木曽石の際から生え出たコムラサキシキブが何よりいい風情を見せていました。

入口に出てきたのはクスノキ。
放っておけば大木になりますが、枯れるのを覚悟で切り戻しながら数年でも違う風景を楽しむのもありかもしれません。

猛暑で弱りがちなアセビに変わって、入口に常緑の潤いをもたらしてくれています。


八王子の高台につくってきたのは、のんびり過ごせそうなベジタブルガーデン。
主役の土のままの畑が使いやすいように、気持ちよく過ごせるように、石と古枕木で「地」のデザインをしています。
先ずは、石を並べるのがいつもの私のしごと。
石を極めてもらうのはいつもの職人さんたち頼り。
2日目の早朝に現場に出向いて石を並べ始めて、職人さんに明け渡して、チームプレーの精度は日進月歩です!!



ジューンベリー、ブルーベリーに、住まい手さんからのリクエストで温州みかん、棘なし山椒、月桂樹などを周囲に植栽して、畑とともにたっぷりと収穫を楽しめる庭になることでしょう。


植木の下草も、今回は住まい手さんにお任せ。
たくさんの野菜や果実の彩りも加わって完成する風景です。
地のデザインは、当方らしさで仕上げてきました。

古枕木は畑作業の足場として機能します。

*建築設計:ユウ建築設計室
