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庵治石の水鉢
2022年07月09日
ソーラータウン八国山の造園、昨日でひとまずの完了です。
最後の一棟は、建築設計事務所「市中山居」と相羽建設との協働によります、内に二つの閑かな庭をもつ住まい。
二つの庭それぞれの焦点に、大きさを違えた庵治石の水鉢をおきました。
一つは手水鉢の役割も兼ねた低くゆったりと設えた石。
もう一つは、落ち葉が水をたたえたような風景が浮かんで据えた小さな石。
香川県に産する庵治石の水鉢を据えたのは5件目になります。
無加工の自然な皮付きで窪みをもった形の石で、石の踏査の過程でたまに気に入ったものに出会える希少な石。
この石を探しにわざわざ出向くのは大変ですが、一年半ほど前に別の用で庵治に行った際に選んでおいたもの。
早めに庭のデザインを共有できた恩恵の一つかもしれません。
ソーラータウンの街並みの木々を背景に、
こもれる居心地のいい庭に育ってくれればと思います。