小林賢二のしごと

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庭は空間の彫刻
2018年08月27日

造園をしていても小林さんは肩書き「彫刻家」でいんじゃない。
と言ってくれる人がいて、
時たま気になる自分の肩書き問題なのですが、50代を迎える頃ようやく「造園家」が一番しっくりくるかなと本人的には落ち着きはじめていたところ、2年前から彫刻コンクールの審査員に名を連ねる時に「彫刻家」を外しづらくなり、、最近は[造園家・彫刻家]とする事が多くなりました。
数日前にふと思い、試しに[造園家彫刻家]と連ねたワードで検索してみたら、私のhpが最初に出て来てちょっとビックリで嬉しかったのですが、たぶん、誰も検索したことのないキーワードなんだとは思います。
   
余談でした。
肩書き的にというか職能的にずっと気にしてきたイサム・ノグチさんの展覧会を見てきました。
   
イサム・ノグチ -彫刻から身体・庭へ-
   
▼撮影可能だった2ヶ所


   
ドローイングや彫刻はもとより、舞台装置や家具デザイン、陶芸、更には庭や公園のデザインにいたるまで、ジャンルを越えた創作活動を展開したイサム・ノグチさん。
   
庭は空間の彫刻
   
おそらくノグチさんと同様、人間をとりまく環境のデザイナーでありたいと思いながら私もいくつかの素材や分野と向き合い、今は「庭」を中心にした創作活動になってきました。
人と物と大地とで交わされる関係に想いを寄せながら、その関係を更に熟成できるように進化をとげたいと思います。
また前向きな気持ちを後押しして頂けた、いい展覧会でした。

いりやKOUBO作品展2018
2018年08月24日


   
今週、いりや画廊さん主催の彫刻公募展審査会に参加しました。
   
多様な表現があってこそ楽しい彫刻に一番二番も無いだろうという思いもあったり、コンペ審査のために制作する事の弊害を感じることもあるのですが、
私自身、屋外を造園する中で自然のものとは違う造形物の可能性を感じて彫刻制作を志した頃、美術の世界に手がかり足がかり何も無く、当時は数多くあった彫刻コンペに出品することで創作活動を前向きに動かせて、たまに賞を頂き実制作もさせて頂き、すこしづつ実績も増え、コンペで育てて頂いたという実感を強くもっています。
若手の彫刻家の育成と激励を目的にという「いりや画廊」さんの想いに賛同し、一昨年より、建築家4名彫刻家3名からなる審査に加わらせて頂いてます。
   
「入選作品展」が8月27日(月)から9月1日(土)まで開催されています。
※詳しくはこちら↓

https://www.galleryiriya.com/koubo-1
https://www.galleryiriya.com/2018iriyakoubo

works_2018前期
2018年08月23日

長らく滞っていた作品ページの更新をはじめました。
↓ご高覧くださいませ。
   
●もみじの小径
●江古田の庭
●旭舎文庫の庭
●氷川神社参道・街道の造園リニューアル
   
この他未撮影の現場含め、春から初夏にかけて充実した造園作業が続き、一息ついている八月。
また、今秋に撮影予定・竣工予定の庭を随時アップしていきます。
そして、
今年後半は、集合住宅と医療施設外構へのランドスケープアート作品の制作もはじまり、
各々に思いを巡らせ、頭を捻りながら、駆け回りたいと思います。

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