庭のそこここで、ニラが咲き始めました。
あっちこっち、というよりも、そこここ、という感じです。同じ意味なんでしょうけど。
夏とも秋ともいえないような季節に咲きますが、真夏の暑さ疲れからホッと一息できる今頃、清涼な白花は「秋のはじまり」というよりは「夏のおわり」という風情です。
夏の終わりにそよぐ白い花。
逸品だと思います。
左がネムノキの仲間のエバーフレッシュ。これも預かりもの。
昼間葉っぱを広げて、暗くなると葉っぱを閉じます。そんな運動をするから水もたくさん必要なのかと思ったりもしましたが、夜間の水の蒸発を防ぐために葉を閉じるそうです。夜の来客の多いインテリアの観葉植物としては、薦めません。
今夏の猛暑のあいだも、1週間から10日に一回程度の水やりで乗り切りました。土量にもよりますが、観葉植物は控えめの水やりでうまくいくケースが多いように思います。
昨日は、昨春に庭工事をしました住宅の建築一年点検の折、私もお施主さんに呼んでもらい、昼から呑ませていただきました。
ウッドデッキと砂利敷きの海と瀟洒な石と1本のシダレザクラにより構成された大らかな中庭と、木のやさしいぬくもりに包まれたリビングとが素直につながる心地いい空間です。
シダレザクラは、葉が茂って枝がだらしなく垂れていた今年の5月に軽めの剪定を施しています。あと2年ほどは放ったらかし気味に育てて、枝が太くなった頃に形良く仕立てていく予定ですが、将来有望な枝が育っていて、来春も、数年後も楽しみです。
今年は暑すぎて害虫の被害は少ないような気がします。
好日の庭のツバキ類につくチャドクガも目立たず、アトリエ前、国立高校のソメイヨシノにもアメリカシロヒトリはあまり発生していないようです。これからなのかもしれませんが。