小林賢二のしごと

ときめく – 仙台
2013年06月28日

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エントランスホールに広がる白い壁面に、仙台の豊饒な自然と都市の華やぎをテーマに構想した、大ホール空間を包み込むようなおおらかな風景レリーフです。
「杜の都」を表す石のレリーフと、「水の輝き」「都市の華やぎ」を表す色ガラスを使って、仙台らしい伊達で洒脱でモダンな風景を描いています。
横長に広がるキャンバス(壁面)の特性を活かし、軽快なリズムで刻む石の模様は、仙台市の紋章にも引用されている伊達家の紋章の一つ「三つ引両(竪引両)」の3本のラインと、気高く連なるケヤキ並木の木立をモチーフに、躍動感溢れる「杜の都・仙台」を表現しています。近づいて一つ一つの石を見上げると、その表面にはケヤキの葉のシルエットが刻まれています。
そして、正面壁に印象的に描かれた一筆のライン。それは、青葉山丘陵を割って西部から流れ込み、曲流して市内を潤し、名取川に合流して太平洋へ注ぎ込む広瀬川の姿です。ダイナミックなラインは、伊達政宗公の豪放な気概をも表現しています。
   
   
宮城県仙台市
仙台第3法務総合庁舎エントランスホール | 壁面レリーフデザイン
白大理石、カラーガラス、ステンレス、他
2010

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