
洋物の植物、特にコニファーはあまり好んでいなかったのですが、使い方によってはおもしろいと気づきはじめて、試しにポット苗のバーハーバーを買ったのが15年ぐらい前。
ウィルトニーという、やはり這性のコニファーを加えて性質を見定めようと以前のアトリエの庭の石と砂利敷のアプローチに這わして楽しんでいました。


伸びた先で発根するので、切り取って株を分けて増やしたり。

その数年後に庭づくりのお手伝いをする「国立市*Yさんの家」に2株のバーハーバーを移植して、早いもので12年が過ぎました。
以下、年々広がって4m幅の駐車場の奥を覆い尽くして数年経つ、昨日までの記録です。




一株で放射状に直径4m超えて育ちます。
多湿は嫌いますが暑さに耐えるようで、砂利敷のような乾燥した環境を好んで広がっていきます。
なんで横に伸びることを選択したんだろう、と哲学させてくれる庭になります。

私の発信でとても出番の多い「つむじのシロモジ」
高さ5mぐらいに育ってきました。
酷暑の中さほど葉の痛みもなく元気そうなのは、直射時間が適度に短いここの環境のおかげですが、
陽がよく当たる上の方を見上げると、シロモジの特徴の3裂する切れ込みのある葉が見当たらず、クロモジのような楕円の葉がほとんどでした。
3裂するのが普通で稀に楕円形が混じる、という認識でしたが、枝先がこれだけ楕円だらけなのは、暑すぎて面倒くさくてこうなった、、と思えてならない暑さです。

日陰の枝では、ほとんど3烈。

夏の終わりには冬芽(花芽と葉芽)の準備ができているのも、このクロモジ属の仲間の特徴。
これに気づく頃は秋の気配で、黄葉して落葉する前、という記憶でもありましたが、まだまだ真夏の気配おさまらず、植物の生き方も変わっていくのか、耐えられるのか??心配になる猛暑です。

他の木々もほぼほぼ元気そうですが、日当たりのエリアでは枯れ枝も見かける今日のつむじでした。

10年経って、もう十分根付いたと思っている庭でも、水やりをしてあげないと植物がもたない夏になっています。
例年の夏は放ったらかしだったアトリエの庭も、今年は週一程度で水やりをしています。

昨日まで北鎌倉で3件目になります住宅の造園
福井典子さん(アーキロイド)が伊礼設計室から移籍しての初の協働になります。
若い建築家から声をかけていただくと、ことのほか嬉しい年頃になってきました。。

いつもの役者当て描きの植栽計画で、
住宅地の通りに面した北側は、2階の窓に届くアオダモの下枝の少なさを補うようにクロモジを添えた当方定番の組み合わせに、普段は他の木と組み合わせて入れることが多いマルバノキをこちら側の風景を支えるようにドシリと一本で扱ってみました。


凛々しい姿で、どんな風に成長していくか、どんな秋の彩りになるか、とても楽しみです。
マルバノキの家、と当方では呼びたいと思います。

玄関までのアプローチから南の庭へ、

既存のクマノミズキを中心にした現況植栽が敷地内にあり、その先には北鎌倉の緑地への眺望が広がる素晴らしいロケーションです。
石敷きの屋外のリビングスペースと些細な植栽を追加して、来春に芝張り等の二期工事で仕上げる予定。

芝予定地に向かう飛石は、造園後直ぐに子供たちの遊び場としてなっていました。
もっと伸ばしてもいいのかも。
