小林賢二のしごと

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丘の麓を歩く道
2023年09月16日


小泉誠さんデザインの舎庫の前は、小さな丘の麓を歩いてまわるかわいい小庭。

丘の周りに配した植栽が成長して、芝で覆っていた丘も、木々の影が深くなり地ゴケに変遷しているところも出てきましたが、そこもまた一興。
小屋(舎庫)のスケールと丘のスケールのバランスの良さが、この庭の変わらぬ風景の骨格になっています。

ようやく夏の終わりに向かいそうな、つむじの庭です。

稲城の家・夏
2023年09月02日


今日は、今秋造園工事の井の頭の住宅現場打合せの後、
今春に造園しました稲城の家をお訪ねしました。
   
春の花の季節〜リビングの大きなガラス面の向こうに広がる移り変わる景色を楽しんで頂けてるようでした。
猛烈な夏の暑さで葉焼けをしている落葉樹がいくつかありましたが、どれも新芽は生きている様子で、猛暑は今日まで!と願いつつ、来春しっかり復活して根付いてくれることを期待です。

築山の日当たりの乾燥しそうなところに入れたセダム(モリムラマンネングサ)も概ね期待通りに広がってきました。

夕方には、庵治石の水鉢のまわりに毎日のように小鳥たち(エナガやシジュウカラ)がやってくるそうで、住まい手さん撮影の小鳥が集まる涼しげな動画を見せていただきました。
人も他の生き物たちも楽しんで頂けている様子、庭冥利につきます。
   
▼リビングの特等席から

材料踏査の季節
2023年08月30日


昨日まで高松の庵治でした。
秋の造園工事に向けて、材料踏査を本格的にスタート。
   
景石に使う庵治石を大小15石ほど、探しまわってバッチリ揃いました。
いい石が見つかると、いつも元気になって帰ってきます。
足りていなかったどこかが、充足されていく感じでしょうか。


石切場のあちこちで見られる、
作意のない自然な(偶発的な)風景の美しさに羨望します。

この水鉢は今日のプレゼンに登場させました。
いい材料との出会いが、いい造園の肝です。

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