小林賢二のしごと

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細長い庭
2023年08月12日


相羽建設発行のainoha今月号に紹介されてます、小平の家。
   
建築竣工後10数年経ってる庭のリフォームでした。
広々とあるウッドデッキはそのまま生かし、残された細長いスペースに、縦に細長く伸びて欲しいヒメシャラと2本のアオダモを中心に植栽し、なおかつ狭く細長い小径を歩いて回遊してもらえるように設えています。

庭へ通じる搬入路も狭く、人力で運ぶのを前提にヒョロッとした木ばかり選んだのを思い出します。
既存の大きなオオムラサキツツジが、当面の風景を支えてくれるでしょう。


伊勢御影石の水鉢も、これまでで最小最軽量。
しかしながら、この小ささが庭の狭さを感じさせない広がりを生みだしています。

住まい手さんのご希望だったピンクのハナミズキが咲く春に撮影(相羽建設広報部)の写真をいただきました。
   
▼造園工事は去年の3月 無事に成長を始めているようで何よりです。

鎌倉市*Oさんの家
2023年08月11日


昨年の12月に造園しました、飯塚豊さん(i+i設計事務所)設計の北鎌倉*Oさんの家
   
Oさん撮影の最近の様子をいただきました。
植栽から半年あまりですが、何より一年目の夏の猛烈な熱さの中、しっかり水やり管理して頂いてることに頭が下がります。
ありがとうございます!
   
当方で造園させていただきました皆々さま、ありがとうございます!!
植物のみなさんも、ありがとうございます!!
秋よ来い。

すこしまるみを帯びたアニマルチックな景石が、この庭のポイントのひとつ。

つむじのシロモジ
2023年08月09日


つむじの木造ドミノの中庭に入れたシロモジ。
植栽してから8年目、高さ4mほどに育って小さな庭の焦点として程よい緑量になっています。
   
クスノキ科クロモジ属の仲間が好きで、つむじにはクロモジ2本、シロモジ2本、ダンコウバイ、アブラチャンを植栽して、実生で勝手に出てきたクロモジがもう2箇所に加わりました。
   
この仲間の好きなところは何度か書いてますが、
・大きくなりすぎないところ
・放っておいても形が整いやすいところ
・春の黄花、新緑から夏の葉姿、秋の黄葉、冬芽の可愛さまで、一年を通して楽しめるところ
・比較的、病虫害が少ないところ
   
高さが4〜6mぐらいで留まってくれるので普通の目線の高さでの焦点として爽やかな存在感があり、小さな庭のシンボルツリーとしてもオススメしています。

上の写真が昨日の様子、下の写真が2年前の6月、
高さは4mぐらいで落ち着いた感じです。この後ヒョロッともう1mぐらい伸びそうですが、これからは高さよりも横への成長をしていくと思います。

手前に植えたマホニアコンヒューサは、狭い庭では年に1度か2度の剪定が欠かせませんが、このシロモジは気になった枝を取ったこと数度あるぐらいで、手入れの手間も少なくて済みます。
   
有害な虫もほとんどつかない認識でしたが、ここでは去年と今年の初夏にイラガの幼虫の発生が見られました。
イラガは他の庭での被害経験は少ないですが、クロモジもシロモジも葉っぱを丸く切り取る虫がでます。食われた跡もかわいく有害では無いですが、丸く食ってるのが何の虫か、未だに知りません。。
   
▼食われたクロモジ(上)とシロモジ(下)

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