
先週の久留米出張の折、雨天の半日を使って、大川の丸徳家具店を訪ねることができました。
造園後のイベントに参加してから、8年ぶりだったようです。
八方美人のシマサルスベリを焦点に、この周りを回遊するように建築と庭が計画されています。

特筆すべきは芝。
その手入れが素晴らしく、店主的には、もっと早く小林さん来るって聞いてればちゃんとしといたのに、、
と、この美しさで不満足っぽいおそろしい庭主なんです。

なにやら、自分で考えたとも思えないおおらかな芝生の庭ですが、、
コンクリート洗い出しから、大谷石の道を経て、ウッドデッキにたどり着くアプローチに、確かに私のデザインの痕跡はありました。



建築設計の小泉誠さんに導かれて、引き合わせていただいて、計画当時の大川と国立での出来事を懐かしく思い出し、ほんの1時間ほどの滞在でしたが楽しい時間でした。
親戚に久々に会いにきたような。
九州が近くなってきたかも。



昨日まで久留米の家、3泊4日の造園二期工事、
雨の心配をしながら出向きましたが、快晴の日にも恵まれて概ね整いました。

地元の職人さんたちにご協力をいただいた一期工事に引き続いて、
久留米でスカウトした?ガーデナーの皆さんとホームラボのスタッフの皆さんと一緒に、下草配植を中心にした作業が瞬く間に進んでいきます。

図書室でもある離れと母屋をつなぐ中庭には、
周囲の喧騒を忘れさせる時間と空間が生まれています。




材料も人手も全て地元頼みで単身乗り込んだ現場でしたが、
小林っぽい、とめずらしい自己評価がよぎりながら写真を撮っていました。
母屋のリビングから見る中庭

図書室で休憩中の地元ガーデナーの皆さん
下草植栽計画と今後の管理でも多大なお力をお借りします!

北の和室の庭

ここはホームラボさんのモデルハウス
たくさんの来客を迎える砕石敷の駐車場から、どうアプローチするかも一つの課題でしたが、
玄関ポーチ前の、微妙に産地が違いそうな3種の白御影石古材を並べたささやかな石敷きが、楽しかった庭づくりを物語っているようです。



建築設計・伊礼智設計室
建築施工・ホームラボ

建築家の高野保光さんと協働する軽井沢の別荘が、来月に造園工事スタートします。
5.5mの落差を降りるアプローチガーデンという、なかなかめぐり合わない場面で、
昨日はいつもの職人さんと東京から出向いて、地元の職人さんにも集結していただいて、現場の状況確認と作戦会議。
そして本題は、ほど近くで以前に造園したこちらは田中敏溥さんと協働した軽井沢の家を訪ねました。
地元上田方面ということもあり、毎年の様子を拝見できていますが、軽井沢も近年は暑さ乾燥による影響もあるようで、ダメージのある木がある一方、モリモリ元気すぎるエリアもあったり、変遷を感じる5年目の観察になりました。

最早、自分で造園したとは思えない自然は風景になっていましたが、よくよく見歩くと当時足元の草花まで吟味して計画して植栽した時間がよみがえります。



広い敷地内の手付かずだった林内から、実生で生まれていた幼木を移植したモミジたちも順調に生育していました。
これらが大人に成長する頃、本当に作者の手を離れた自然な風景に変遷していくことでしょう。


さて別荘の現場では、一月前のヒトリシズカから、今はフタリシズカが目立つ林床に移り変わっていました。
造園する前ですが、こちらも先々の変遷がとても楽しみです。
