小林賢二のしごと

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庭は、遊びの時間と空間
2023年01月02日


「空間を考えるデザイナーが考える空間のための遊び」
たしか、そんな課題でした。
20代前半、剣持デザイン研究所でインテリアデザイン業務に携わりながら夜間に桑沢デザイン研究所スペースデザイン科に通っていた時、授業の課題に答えたアイデアを卒業後にブラッシュアップした小作です。
ギャラリーでのグループ展に出品して、はじめて作家として作品を買って頂けたのがこれでした。
アトリエの奥で眠っていた1つが、現場スタッフ大場さんのリビングで生きかえって、3人の娘さんたちが遊んでくれているようです。
お正月バージョンということで。うれしいです。

鑑賞するだけでなく「遊びながら飾ることを楽しむ」というコンセプトの元にデザインした壁掛け。
空間の気分転換に、一年の中の晴と褻の演出に、生活の中で使われることによって始めて完成する作品です。
   
「SQUARE BEAT」といいます、
桑田バンドが「スキップ・ビート」をうたっていた頃。
紅白の桑田さんもよかったなあ。
ずいぶん月日は流れてきましたが、生活の機能から少し離れた遊びの時間と空間づくりを続けられていることに感慨と感謝の気持ちを抱いている正月です。





今年ももう一皮むけるように、地平を広げていこうと思います。

仕事納め
2022年12月28日


一番好きな仕事は、石と草木の材料探し。
それぞれの庭にとって、いい、相応しい材料さえ揃えておけば、現場で多少の相違があってもアレンジしてバッチリ仕上げる自信があります。
   
今日は、今年も一番通ったいつもお世話になっています場所に出向いて来年の現場の材料を選りすぐってきました。
今から現場作業が待ち遠しくなるような味わいのある数石、だったり。
   
大好きな材料探しで今年の仕事納め。
今年もお世話になりました。

   
***
対外的な仕事は今日で終わりますが、
年末年始はアトリエでのんびりデスクワークをしています。
12月中、落ち着く間がなく滞りがちだったご連絡をさせていただくかもしれません。
   
皆さま、今年も大変お世話になりありがとうございました。
来年はもう一皮むけそうな良い予感をもって年末を迎えることができました。
どうぞよいお年を!

現場納め
2022年12月27日


今月は広島出張の若葉家具から始まり6現場の庭づくりを進めて、新たに4つの現場とも出会うことができました、長く充実した12月。
昨日今日の飯塚豊さん(i+i設計事務所)設計の渋谷区の住宅が今年の現場納め。
   
ヒメシャラ、アオダモの木立ちを歩く石敷きのアプローチ。
新宿副都心の高層ビル群が望める住宅街ですが、ここだけは山中の小屋のような自然味のある風景に仕上がりました。

露出した土の部分は菜園として使ってもらうスペース。
今年の私の流行りの一つだったかも。
   
職人さんたちとも今年は今日まで。
お世話になりました。

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