
多肉植物。自分で育てようと思う程の興味はもっていなかったのですが、自作の器に植物を入れて楽しむ、植物を入れるための器を作る、という作業をはじめてから、俄然おもしろくなってきました。
かたちと、器の色と多肉植物の色と、似合うのを探す目を利かせる作業が楽しみです。
それは小さな庭をつくるようなしごと。
似あった時、殊の外うれしいです。

ヤマブキ、ユキノシタとともに好日の庭の第一期生。自宅から移植した二つかみほどの株がそこら中に広がりメインのグランドカバーになっている。ビンカミノールの丈夫で手間いらずな性質を書き始めると、宮沢賢治氏の「雨ニモ負ケズ」が思い浮かんできた。
雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体をもち、欲はなく、決して怒らず、いつも静かに笑っている。
すこしの土とすこしの水で育ち、あらゆる雑草を入れずによく茂って常緑で、そして大きくはなりすぎず、建物の陰の一番の日陰の砕石の大地に居て、東に玄関前の隙間があれば行って可愛く花を咲かせ、西に植木鉢の隙間があれば行って根を下ろし、南に日溜まりの大地があれば行って一足先に花を咲かせ、北に野草が顔を出す大地があれば、俺たちは似合わないからやめろと言い、、、
そういうグランドカバー。
2007.04.11 記 元祖好日の庭にて

挿し木から育てて12年ぐらい経つジンチョウゲ、白花のキレのいい香りは3月によく似合います。
気がつけば春が押し寄せていました。
庭のあちこちでスイセンが咲き、ボケとユキヤナギがはっきりとした赤花と白花を咲かせ、フッキソウは地味な白花を付けて、ムスカリやヒトリシズカも開花しはじめています。
枯れ色だった落葉樹の新芽が色づき、春の陽射しにあうたびにすこしづつ膨らみを大きくしていく。
盛春のにぎやかさはないが、ソワソワとしてくるいつもの3月の心持ち。
3月が好きです。