小林賢二のしごと

好日の庭(アトリエの庭)

タマアジサイ
2014年08月03日

あっちを向いてるタマアジサイ
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こっちを向いてるタマアジサイ
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山地の谷や沢沿いのでの自生が見られるタマアジサイ。他のアジサイと大きく違うのは、梅雨ではなく真夏に咲くことでしょうか。
しかしながら、開花に然程の悦びを感じません。花よりも玉状の蕾に面白みがあります。もうちょっと言えば春の新葉の美しさが秀逸です。
2mほどでこんもりとまとまり、場所も選ばず丈夫で、殊更の華やかさを求めなければ、庭の脇役として使い勝手はよいですが、他のアジサイじゃなくて、なんでタマアジサイ。というお薦めどころがあるような、ないような。あることはあるけど。
そんな木(私見です)。
とはいえ、この庭には現在3ヶ所。雑な扱いでも、病虫害もなく勝手に丈夫に育ってまとまってくれる木は有り難いです。お薦めどころは、そこでした。

咲いています。
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蕾んでいます。
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フタリシズカ
2014年05月02日

花穂が1本立つのが一人静で、2本立つのが二人静。
ただし、二人静の花穂は3本のときも4本のときもある。
ときに1本のことがある。
それじゃ一人静じゃん。
山野の林下こそよく似合う静かな風情で、一人静のような芝居がかった独特な味わいは二人静にはない。一人静がなかったら、二人静という名前でなかったら、花の時期が一人静のあとじゃなかったら、といろいろ思うところはあるけれど、一人静があると欲しくなる二人静。私も類にもれず、一人静を知人にいただいてから、二人静は園芸店で見つけて購入した。そして、恥をしのんで書けば、確か翌年、あまり手間をかけていない自宅の庭に二人静が既にあることに気がついた。
お金をだして買うような野草だろうか。
と思いながら書いている。
(2007.05.14記:元祖好日の庭にて)
hutarisizuka

シラユキゲシ
2014年04月19日

もう10年以上前。元祖好日の庭で、近所のご夫人に分けて頂いた一株が始まりです。
ここに越して4年目。移植したつもりもないのですが、何かの土に付いてきたシラユキゲシが瞬く間に広がっています。
よく増えます。
根茎は浅い所で横に伸びて、抜こうと思えば根っこも一緒に簡単に抜けるので、ドクダミのように始末に困るものではないですが、
花の立ち姿の可憐さが、厄介です。
shirayukigeshi

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