東村山市*Lさんの家
住まい手さんが秋の庭の様子を送ってくれました。
こんなメッセージと共に、
“ こんにちは!
我が家の秋の庭が素晴らしいので共有させてください。
ご覧の通り我が家のクロモジは真っ黄色に紅葉します。
以上、自慢でした! ”
造園した庭の朗報、吉報は、何より造園屋を癒してくれます!!
下の写真は、昔のアトリエで育てていたクロモジ。
クロモジの秋は黄色混じりの褐色に色づく印象で、いつもそのように説明していたのですが、
認識を改めなければいけません。
「巣の家」とは、建築設計の関本竜太さんのネーミング
二階バルコニーから続く袖壁の内側と外側に株立の幹が分かれて伸びています。
これも関本さんの仕掛け。
そんな木を探すのに一苦労ですが、一年以上前から預かっていた課題なので、、
本日、きっちり応えてきました。
袖壁はお風呂の窓の目隠しを兼ねたもの。
内側に伸ばしたアオダモの枝葉が窓から覗きます。
バルコニーから俯瞰する、駐輪スペースでもある平面的には小さな庭。
まだ小さいナンテンの赤い実が、生き生きとした息吹を吹き込んでくれました。
相羽建設と協働した、9棟の家と庭プロジェクト
今日は、それぞれの庭の植物の改めてのご説明ということで、住まい手の皆さんにお時間いただいて様子拝見してきました。
街全体で隣同士で重なり合う草木と石の風景を享受できるのがこの街の一番のいいところ。
一件分だけだと狭いアプローチも、お隣の緑と合わせて魅力倍増です。
一歩家に足を踏み入れればそれぞれの庭の個性も光っています。
屋外の環境デザインを志して活動してきた私にとっても、とてもやりがいのあるプロジェクトになりました。
また、おジャマします。