小林賢二のしごと

住宅の庭

井の頭の家
2023年10月04日


10月に入り、ようやく造園日和になってきました。
昨日までHAN環境・建築設計事務所(松田毅紀さん)設計の井の頭公園近くの家。
   
ウッドに囲われた朗らかな芝生の庭と、奥の細い路地の日陰の庭を、1階の細長い縁側と2階の1間巾のリビングデッキがつないでいます。
2階に届く日向のイロハモミジと日陰のアオダモを中心に、レモンやキンカン、ジューンベリー、ブルーベリーと収穫の楽しみも増やして、なんだかとてもかわいらしいプライベートガーデンになりました。



井の頭公園近くの狭い通りが入り組む住宅街で、上手に庭を楽しんでる様子がたくさん見受けらるエリア。造園作業中もたくさんの人に声をかけられました。
既存の街並みに溶け込み繋がるように、道ゆく人も楽しませるような緑と石の景をつくっています。


●建築設計:HAN環境・建築設計事務所
●施工:大和工務店

稲城の家・夏
2023年09月02日


今日は、今秋造園工事の井の頭の住宅現場打合せの後、
今春に造園しました稲城の家をお訪ねしました。
   
春の花の季節〜リビングの大きなガラス面の向こうに広がる移り変わる景色を楽しんで頂けてるようでした。
猛烈な夏の暑さで葉焼けをしている落葉樹がいくつかありましたが、どれも新芽は生きている様子で、猛暑は今日まで!と願いつつ、来春しっかり復活して根付いてくれることを期待です。

築山の日当たりの乾燥しそうなところに入れたセダム(モリムラマンネングサ)も概ね期待通りに広がってきました。

夕方には、庵治石の水鉢のまわりに毎日のように小鳥たち(エナガやシジュウカラ)がやってくるそうで、住まい手さん撮影の小鳥が集まる涼しげな動画を見せていただきました。
人も他の生き物たちも楽しんで頂けている様子、庭冥利につきます。
   
▼リビングの特等席から

細長い庭
2023年08月12日


相羽建設発行のainoha今月号に紹介されてます、小平の家。
   
建築竣工後10数年経ってる庭のリフォームでした。
広々とあるウッドデッキはそのまま生かし、残された細長いスペースに、縦に細長く伸びて欲しいヒメシャラと2本のアオダモを中心に植栽し、なおかつ狭く細長い小径を歩いて回遊してもらえるように設えています。

庭へ通じる搬入路も狭く、人力で運ぶのを前提にヒョロッとした木ばかり選んだのを思い出します。
既存の大きなオオムラサキツツジが、当面の風景を支えてくれるでしょう。


伊勢御影石の水鉢も、これまでで最小最軽量。
しかしながら、この小ささが庭の狭さを感じさせない広がりを生みだしています。

住まい手さんのご希望だったピンクのハナミズキが咲く春に撮影(相羽建設広報部)の写真をいただきました。
   
▼造園工事は去年の3月 無事に成長を始めているようで何よりです。

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