
関本竜太さん(リオタデザイン)との協働も20件を超えてきましたが、関本さんの建築計画に合わせて植栽してきた草木の半分ぐらいは、街並みに向けて植栽しているようです。

昨日造園した三鷹の家でも、小さな前庭は街路から見る庭のようで、住まいの一部でありながら街路の一部のように仕上がりました。


塀で街路と区切られる家と違って、街路がより生活の一部になり、そこに愛着を感じる人が増えて、そうして街並みが美しくなっていく。
最近、たまたま建築家芦原義信さん著の「街並みの美学」他数冊を読み返していたところでした。
半世紀近く前の日本の街並みに対する問題提起でしょうか。イタリアのドライな広場への偏愛も感じる本ですが、万年塀やブロック塀で家も庭も囲われた単調で無表情な住宅街への考察があります。
半世紀ほど経って、変わっている街並みもあるかもしれませんし、遅々とした変化で未だに退屈な街並みが多いのかもしれません。
ただ、小さな作業の積み重ねでも、街並みを美しくするための仕事に関われていることが嬉しくもあり、誇らしくもあると、読了直後の造園完了後に感じています。
まだまだこれからどんどん豊かな街並みが増えていくだろう可能性は感じています。

相羽建設と小泉誠さんと協働した、箱根ヶ崎駅西公有地を活用して新しい駅前交流拠点をつくるプロジェクト「OHAKO」
造園から二月ほど経った昨日、生き生きと夏祭りが開催されました。
やぐらを組んでの盆踊りと、小泉さんデザインの舎庫に付随するウッドデッキをステージに、和太鼓や吹奏楽の演奏も。


広場の中に作った些細な緑地ですが、確かに拠り所となり居場所を生み出しています。


7月初旬の、できれば避けたい夏の植栽工事でしたが、水やり管理をしっかりして頂いてるおかげで猛暑を乗り越えて、この秋には紅葉黄葉も楽しめそうな様子です。
頭が下がる思いです。


「夏の終わりの白い花」で検索してみたら、6年前に書いた自分の記事が出てきました
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小林賢二の庭百景「夏の終わりの白い花」2018/09/11
私に夏の終わりを告げる花は、今も変わらずタマスダレとニラの花。

この庭では8月の中旬ぐらいからユリの白花に続いて咲きそろって、
花も終わりにさしかかると、シュウカイドウやシュウメイギクやホトトギスとらにバトンタッチして秋を迎えるのが例年でしょうか、
しつこい暑さが続き夏が終わらない今年です。。

シュウカイドウ

シュウメイギク

5年前に谷保のハケの近くのアトリエに引っ越してから、
今の季節の風物詩に賑やかに加わったのが、トンボ(ミヤマアカネ)たちです。